【読了】『ゆっくり学ぶ』
2022.08.28
ゆっくり読みました。
印象に残ったキーワード。
「競争のために学ばない」
「学ぶことが目的」⇐〇〇のために学ぶ、のではない。
「効率的に学ばなくていい」
「間違うことを恐れない」
「老いてからの学び」
学びは学ぶこと自体が目的だし、学ぶこと自体を楽しむと良い。
なにかのために学ぶわけではない。
受験競争に勝つために学ぶのではない。(受験勉強はそうかもしれないけど)
もし受験戦争で良い結果が出なくてもその学びは無駄にはならない。
そして学びを楽しむためには効率的に学ぶのではなく、味わいながら学ぶ。だからゆっくりなんだと思う。
本書を通して感じるのは、学んでいる時間そのものが愛おしい、ということ。
学びは別に勉強に限った話ではなくて、新しい何かを手に入れるプロセスが学びなのだと思う。
でも、そこに競争や効率という要素が入ると、学び自体が楽しめなくなる。
楽しくない学びは身につかないし、何より自分自身を豊かにはしてくれない。
そして学ぶ過程でできない事や間違いは当然あるけど、その行ったり来たりすること自体もまた、学びなのだと思う。
だからこそ好奇心を持ったことはどんどん学んだらいいし、飽きたら止めたらいい。周りの評価なんてどうでもいい。ただ単に違っただけ。
そして年を取ってからも知力が衰えるわけではない。
老いてからも学び続けることが豊かな時間を沢山持つことにもつながるのだと思う。