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社内調整のコツ、について。

管理職になると上司からも部下からも求められる社内調整。
特に他部門との調整などは部下から多分に求められていますよね。
でも、これ、結構難しい。しかも誰も教えてくれない・・・。
そんなわけで今日は社内調整のポイントについてです。

コツは、「まず聴いてみちゃう」こと。ただ、これだけです。

社内調整って、他の部署の人と何か協働でするときとか、お願い事があるときに発生します。
プロジェクトとかだとまだましなんです。
同じゴールに向かっているから。だから話が通じやすいし協力も得られやすい。

問題はお願い事です。
その時にやってしまう失敗。それは「理論武装しちゃうこと」です
はい、昔の私です。

なんとか「うん」と言わせるために、いかにその仕事が会社にとって重要なのか、をコンコンと説くわけです。
勿論これで伝わることもあります。
でも、相手と自分との関係性がまだできていない時は、結構な打率で断られます。

何が言いたいかと言うと、相手と自分との関係性の深さで伝わり方は変わりますよ、ということ。

でも、現実初見の人にお願いする時もあるわけです。
自分の事を嫌っている人にお願いに行くこともあるわけです。
その時に理論武装して正論をぶちかますと
「いきなり来て何一方的に言ってんの?」となり、感情的なバリアがより強固になります。
「いや」なんです。簡単に言うと。

なので、順番を逆にするのです。

まずそのテーマについてどう思っているか聞いてみる。
「〇〇の件ってどう思われます?」みたいな感じで。
で、思っていることを受け止めたうえで事情とお願い事を伝える。
伝え終わったら最後に「どう思われます?」とまた聞く。

そうすることで相手からすると一方的に言われた感じがまずなくなる。
そして、自分の事を尊重してくれているように感じます。

そう、このひと手間で相手との関係性が少しでき、こちらの話を聴く土壌が生まれるのです。

私は38歳くらいまでこれが出来なくて、いつも正論ぶちかまして、ぶつかって嫌な顔されて、無理やり「うん」と言わせてました。だから苦手な人が増えていくんですよね。
でも、先に聴くを始めたら、うそのように楽になりました。

まあ、よくよく考えてみると人間関係を創る原則は「理解してから理解される」。
先に聴かなきゃだめだよね、という話。
分かっていたのに出来ていなかったわけです。

先に聴くって少しだけ勇気がいります。
全然違うこと言われたらどうしよう。
自分の事否定されたらどうしよう。
って思うから。

でも、それも受け止めたうえで「じゃあ、どうするか考えましょう。」
そこで初めてWin-Winの関係ができてくるのだと思います。

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