最期の結末で泣けます。完全にネタバレするので触れないでおきますが。

手紙屋と大学4回生が手紙のやり取りを10回する。

その中で手紙屋がこの学生(諒太)に様々な気づきを与え、諒太自身の成長を促していく。

そう、まさにコーチングをしているわけです。

私が行っているコーチングとの違いは、それが「手紙」であること。

でも、手紙屋は諒太から来た手紙の感情を読み取り、共感し、フィードバックをする。

手紙屋の考え方なども伝えはするが強要はしない。

何をどのようにするのか?それは全て諒太が決め行動している。

 

ただ、この手紙屋がすごいのは手紙と言う一方通行のメディアを使っているにもかかわらず、諒太の心に刺さる言葉を残していく。

それは共感力が高いのだろうし、必死に相手の事を考えて、もっとも役に立つ言葉を残しているからだと感じます。

 

テーマが就職活動なので、おのずと手紙のテーマも働く事。

そして働くことから生きることに変わっている。

どう生きるのか?

何をして人の役に立つのか?

何のためにそれをするのか?

その問答は私たち社会人にも常に考え続ける必要があること。

その仕事の目的はなんなのか?

私の場合は事業の目的はなんなのか?

具体的にどんな状態を目指すのか?

そこにたどり着いた時、どんな景色が見えているのか?

このコロナ禍で様々な状況が一変し、昨年とは違う一年を過ごしている2020年。

だからこそ、もう一度きちんと考えたうえで行動をしていこう。

「転がる石に苔はつかない」

言い方を掛けると、行動し続けないと苔だらけ。

やらない理由、できない理由を見つけるのは簡単だけど、その先にある何かを感じることもできなくなる。

 

5時起きしたのに「まだ暗いから」「2日連続のテニスで身体が痛いから」。そんな理由をつけて朝チャリさぼってこの本読んだわけですが、最後は耳が痛い!