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clear kyotoの森川です。
今日のテーマはタイムマネジメント。
ただ、個人のではなく、「チームの」タイムマネジメントです。

管理職研修に登壇していてよく出てくる質問が、部下が思うように仕事を進めてくれない。という悩み。
でも、一方で部下サイドにも言い分はあって、突発の仕事が多いから納期に間に合わないことが発生する。とも言います。

はい、これ、どちらも事実ですね。
でも、そうはいってもそれをなんとかやりくりするのがマネジメントです。

おススメの方法は2つ。

1つ目は、進捗確認を細かくする、ということ。
全員にマイクロマネジメントをしましょう、という話ではありません。
まずは定期的に進捗確認する場を創ること。
定期的、です。
毎週月曜の15時から、とか。決めておく。
これだけでも仕事の抜け漏れや止まってしまっている、ということを放置することはなくなります。

そして、声掛けの頻度を上げること。
「あれ、どう?」だけでいいのです。
上司が部下の仕事に関心を示している。これだけでも部下は安心して相談しやすくなります。
コミュニケーションの量も増えるので一石二鳥です。

勿論部下の仕事力には差があります。
でも、出来る人にも声を掛けて欲しいのです。じゃないと、うちの上司は放置プレイ、とレッテルを貼られちゃう。
そして何よりも、出来る人でも部下は部下。常に関心を持ち続けることは大事です。

2つ目。
しない仕事を決めること。
人は増えない。仕事は減らない。でも、残業減らせ。という会社は少なくありません。(まあ、これについては色々言いたいことはありますが、今日は割愛)
理不尽ですよね。
そしてモチベーションが落ちていく・・・。

ここで管理職がしないといけないことは、しなくてもいい仕事を決めて、仕事を減らすことです。
会社の中には実はムダな仕事って結構あります。
ムダな会議。ムダな書類。ムダなやり取り。ムダな根回し。ムダな処理・・・。
挙げればきりがありません。
でも、それをバッサリとやめることは部下はできません。
だから上司が「それしなくてもいいし」と決めてあげることが必要です。

仕事の優先順位付けで、重要性緊急性マトリクスはよく使いますよね。
その中の第4領域。つまり、緊急でも重要でもない仕事。

それっと本当にやる必要があるのか?
検討する価値は十分あります。

PDCAのCAを細かくすること。
そして仕事を減らすこと。

それだけでもチームの生産性はぐぐんと向上します。

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まあ、とりたてて面白い本のわけはなく、正直知識のアップデートのために購入。

労働法はここ数年いくつか大幅な刷新が行われています。

働き方改革に代表されるように、労働者の働き方の多様性を認めていく。そんな世の中が本当に来ようとしている。

今の労働法規は残念ながら一昔前に作られたものなので、どちらかと言うと大量生産大量消費の時代で合ったり、会社や上司が明確な答えを持っていて、それについていけばなんやかんやで皆ハッピーになれる。そんな時代の産物だった。

でも、今は勿論そんなはずはないので、一人一人が自立し、どんな価値を提供するのかを、自分で考え行動する。

労働量ではなくて提供価値。

また、少子高齢化が進むことで圧倒的に労働力が不足している。

元々進んでいた女性の活躍は女性がそれを望むか望まないかに関わらず、マストだったりする。

女性が当たり前に働くことができない会社は労働力が確保できない。

成果はシンプルに量×質。

労働力を確保できない会社に未来はない。

女性だけでなくベテランの活躍も考える必要があるし、そもそも場を与えるだけではなく、継続的に結果を出し続けていける。そんな職場環境を創ることができない会社はやはり衰退するしかない。辞めちゃうから。

 

労働者にすり寄ろう。そんな話ではない。

シンプルに今までどおりが通用しなくなっただけ。

経営者も人事もゼロベースでどんな会社にしたいのか?を考えることができる、素晴らしい機会だと思う。

経営戦略を人事戦略に落とし込む。

コンプライアンスは最低条件でしかない。

どんな組織風土を創りたいのか?

ここにワクワクできる会社はきっと世の中から認め続けられるのだと思う。

偶然このタイミングで2社の人事の支援をする立場にいる私。

耳が痛いことも言いつつ、その会社がどうありたいのか?を一緒に考え、じんわりと漢方薬のように変化を促していく支援がしたい。