久しぶりにコーチングの本。というのも今度お客さん先でグループコーチングをすることになっているので、改めて理屈は理解しておこうと思いました。
とはいえすることはコーチングなので、1対1の時と基本は変わりません。
相手を認め、可能性を信じる事。
そして質問によって相手の考えを引き出していくこと。
勿論その場が安全である、ということは言うまでもありません。
ただ、組織内でグループ・コーチングをするときは、コーチとクライアント以外に別の人がいる、ということは把握しておかないとまずい。
つまり、クライアントを孤立させてしまったり皆で攻め立てるような雰囲気になることもある。
だから、その場の空気を変える手法などは1対1の時とは違って必要になってくるのは確かにその通り。
本書は組織内において、上司がメンバーにグループ・コーチングを行う前提で書かれているので、よりその場の空気の作り方に心を砕いている。
基本的なことがしっかりと抑えられつつ、ケーススタディなどもあり、勉強になりました。