がっつりコーチングの本。大好きなキングダムと大好きなコーチングの掛け合わせ。そりゃあ、読むでしょ。
この本を読んでいて、コーチングマインドを発揮するのに大切なもの。それは「謙虚さ」だと改めて。
私は以前勤めていた会社で、原則を大事にすることを学び、実践しようとしてきました。
なので、メールのフッターにいつも「謙虚、誠実、真摯、感謝の気持ち、明るい馬鹿」と大切にしたい5つを書いていました。
ちなみに、実践はとても難しい。勿論いつも出来ているわけではありません!!(と大きく言っておきます)
本書を読みながら、コーチとしてもそうだし、経営者としてもこの「謙虚」は大事だなと感じたのですが、その謙虚さを発動するポイントは2つあると感じました。
1つ目は、敬意。
周りに対して常に敬意を払う事。自分を卑下するのではなく、相手の今や過去に対して敬意を払う。それが謙虚さにつながる。
それともう一つは自己認知力。俯瞰する力、と言う方が近いかも。
本書の中では李朴の会話からその俯瞰する力について書かれていた。
それは今の自分だけを見るのではなく、周り。そして未来。
つまり鷹の目で見る範囲を広くする。そうすることで見る世界が大きくなるから自分の存在が小さくなる。
そんな広い視野を身に着けるためには、様々な人と出会い様々な視点を身につける事だとあった。
大自然を目の前にすると人間は自分の存在が一気に小さいものに感じる。その感覚に近い。
コーチングにおいては相手の「今ここ」に集中することが大事。
でも、そもそもコーチングの目的はクライアントの可能性の最大化。
となるとクライアント以上にクライアントの未来に目を向け心を飛ばすことも必要。
また視野が広がるほど心も穏やかになり、小さなことに反応することも減るのかも、とも感じました。
キングダムは主人公の信の変化や成長も見どころではあるが、敵味方関係なく人との交わりの中に想いや信念、相手への敬意などがあって、すがすがしい部分がかっこいい。
一気読みしたくなりました。