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主体性は伸びるのか?_471

2024.10.11

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

主体性は社会人基礎力のベースともいえるもの。これが大事ですよ、という話はこの数十年は変わりありません。ただ、昨今よく言われるのは、この主体性が若い人は低いよね、的な嘆きが良く聞かれます。
Z世代とかなんとか言いますが、正直どの時代も若者は「最近の若い奴は」と揶揄される存在なので、そんなもんかなとも思いますが、ただ、当然育ってきた環境が違うので就職するまでに身につけているものも違います。
だから、もしかすると確かに昔の若者よりは指示待ちな人が増えていてもおかしくはありません。

という仮説の元、この主体性は伸びるのか、という話。
結論から言うと、伸びます。だって、DNAではないし、遺伝でもないので。
でも、一方では放っておいても伸びるわけでもない。つまり、仕掛けが必要です。

私が社会人1年目の時、とにかく色々な事をやらされました。
やらされました、と書いているのは、当時はそう思っていたから。(今は違うけど)
例えば、朝一番に守衛室に行き人事の部屋のカギと新聞3紙(日経、日経産業、電波)を受け取り、開錠しキーボックスを出し、新聞は新聞ラックに日付順に収める。
毎朝です。朝7:15分。(始業は8:15)
その後することないので、コーヒー飲みながら新聞3紙読むんです。だって、誰もいないし。
これを2年続けたら自然と新聞を読むことが習慣化されました。
また色々な委員会の事務局をやらされました。(職場の安全衛生委員会、水質保全委員会、食堂委員会、改善提案委員会、等)
事務局なので議事録を毎回作成させられるんです。(結構嫌だった)
でも、3年続けていたら議事録を作成するのが当たり前になりました。

何が言いたいかというと、とにかく「やる」という経験が大事なんです。無理やりでもいいです。
だって、そもそも誰の仕事でもない仕事なので、誰かにやってもらえばいい。
多分私の場合は圧倒的に下っ端だったので、言いやすかったんでしょう。

確かに最初は嫌々です。
でも、途中途中にきちんと承認されるんです。
新聞も御礼を言われるし、議事録も委員長の他部署の部長からお礼を言ってもらいました。(勿論ダメ出しも多数!)
少なくとも誰かの役に立っている実感は当時ありました。そして何より当たり前になっていく。

私は仕事って当たり前のレベルを上げていく事が大事だと思うし、それが主体性にもつながっていると感じてます。
つまり、経験値をつけることで当たり前のレベルが上がり、自然と行動するようになる。

人材育成の大事なキーワードで、「経験のデザイン」と言うものがあります。
意図的に何かを経験させることがスキルもマインドも育てていくのです。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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