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言霊_459

2024.08.30

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

世間がお盆休みでしたのでメルマガも先週はお休みしていましたが、皆さんどんなお盆休みを過ごされたでしょうか?
とはいえ、今は昔みたいに、日本中一斉にお休み、というわけでもなく、各社の規定に従って各々が休みを取っている会社さんもありますので、お休みじゃなかった方も多かったのでは、とも思っています。
私は先週は研修登壇の仕事はありませんでしたが、テキストの納品や提案書の作成、月次決算などここぞとばかりに在宅勤務で仕事をしていました。
元々オンとオフの境目ない生き方を昔からしているので、いいのですが、それでもいつもよりは少しだけスローに仕事をしていました。

というわけで今日のお題は、「言霊」について、です。
言葉に魂が宿るか?というよりも自分の言葉に魂を宿らせることが実は管理職には重要なポイントだったりします。

先月ある会社さんの、新しい人事評価制度の説明会を聞く機会がありました。
参加している人は管理職であり、所謂評価者の方々。そして説明しているのは人事部の方。
ちなみに先にお伝えしておくと、人事評価制度の説明会って必ず紛糾します!
というのも、全員にとって100天満点の評価制度は創れないから、です。制度の目的や社員への期待値など、会社側の「意図」がありますので、別に社員のニーズをくみ取って制度を作っているわけではありません。
なので、当然不満や不明点が説明会の場でも発生し、紛糾します。私が人事時代の時もそうでした。(というよりも荒れた)
また、人事からの説明ですべての不明点をクリアにしているわけでもないので、むしろ参加者から質問等の発言が出ることは健全です。(なので、この会社さんも健全だな~と思いながら拝見していました)

お話を聴きながら感じたのは、「自分の言葉で語るって大事だな」という事。
人事の方が一生懸命説明されている中で、本当に一部なのですが、参加者からの質問に対して「私はそのように聞いています」と答えた部分があったんです。そして質問した人や他の参加者はがっかりした反応でした。
多分制度を設計する中で関係する部署とやり取りをしたり、その現場を管理している部署が決めた部分とかがあったのでしょう。それは仕方ない。
でも、その部分について「聞いています」と言ってしまったことで話の説得力が一気に落ちてしまったんです。
それは何故かというと、説明する人の、自分自身の言葉になっていなかったから。それだけなんです。

でも、実際仕事をしているとそすいう場面って結構多いです。
例えば、上司から指示された仕事を部下に振る時。
「部長がこうしろって言っているからさ、よろしくね。」みたいな言い方をされると、指示された方は一気にやる気が失せていきます。
仕事だから勿論やりますよ。でも、部長の為に仕事をしているわけじゃない、と私だったら思ってしまうんです。
それよりも仕事の目的やゴールをちゃんと説明してくれると、何のためにそれをするのかが分かり、やる気は出ます。
だって、何かの役に立つから、です。

仕事のバトンリレーの中でこれは良く起きる。
そして相手の理解度が落ち、納得感も下がり、仕事のクオリティが落ちる、となってしまう。

なので、どんな場面でも相手に何かを伝える時は必ず自分自身が理解をして自分の言葉で伝える事
これをしないと話の説得力は激落ちです。

私が会社の時、良くこれで上司に叱られました。
現場の採用申請を上司に手渡し、承認をしてもらうとき、聞かれるですよね。
上司:「ねえ、この支店はなんで採用が必要なの?」
私:「いや。退職者が出たのでその補充と聞いています。(申請書に書いたまま)」
上司:「まあ、そうなんだろうけど、本当に人の採用必要なの?実際どうなん??だって、物量も減っているでしょ_本当に補充必要??」
私:「いや、それはどうなんでしょうね?そこまでは分からないけど、要るって言っているので必要なんじゃないですか?」
上司:「あんな。全然必要性が伝わってこない。それを確認して私の承認をもらうのがあなたの仕事でしょ?」
というやり取りです。

私は正直ルーティンワークのように採用の申請を流していたんです。
だから現状をヒアリングしたりもしていなかった。
だから上司に伝わらなかったんです。
言い方を変えると自分事になっていないし、自分の仕事になっていない。
だから伝わらない。

先ず自分が理解する。理解しにいく。
これをしないと言葉に魂は宿らない、ということです。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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