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シンプルは最強_457

2024.08.23

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先日金沢に出張に行ってました。
金沢と言えば、魚っっ!(もしくは鮨)
ただ、金沢駅に着いたのが20時を回っていたので手近なエキナカで晩御飯を済まそうと、グーグル先生に予め聞いておいたお店に行きました。
私は着席するなり「地魚丼」を注文してしばし待つ。
そうすると私の後からも結構お一人様のお客様が続々と入店されてきました。
「皆出張で来てるのかな?にしても流石人気店・・・。」とか思って他のお客様の様子を何となく観察していたんです。

そしたら、私の後に来られたお客様。かなり魚が好きなようで、メニューを見ながら焼き魚、煮魚、刺身、アテを注文されたのですが、そこで事件が起きました。
まず焼き魚。
「お客様、申し訳ございません。ホッケは先ほどのお客様で終わってしまいました・・・。」
と断られている。
そのお客さんも気を取り直して別の焼き魚を注文すると、
「お客様。それも先ほどのお客様で終わってしまって・・・。」
粘り強く別の焼き魚を注文すると、それは通りました。
そして煮魚。こちらも、
「お客様、申し訳ございません。金目は先ほどのお客様で終わってしまって・・・。」
と再度お断り。別の煮魚を注文すると、
「お客様、・・・・(以下略)。」
で結局何が残っているのかを聞いて、その中のものを選んで注文されていました。

観たところおいしそうに召し上がってらしたので満足はされているようなのですが、ここで気になった事があります。
それは、
「先ほどのお客様で終わってしまって・・・。」のセリフ、要りますか?という事。

横で聞いていると単なる言い訳にしか聞こえません。
勿論なくなってしまったことは事実なので、店員さんが言い逃れをしているわけではない。
勿論、申し訳ない、という気持ちを全力で表現したのでしょう。
ただ、その一言が付くことによって、許してもらおう感が満開になっている。
「だって、ないんだからしょうがないんだもん。だから怒らないでね。」
みたいな感じです。
シンプルに、「申し訳ございません。金目は本日完売してしまいました。」でいいんです。

何が言いたいかと言うと、私達はちょっと「しょうがない感」を出したくなると、一言付けたくなるんです。
例えば何か自分がミスをしてしまった時だと、「いや~、確認したつもりだったんですけどね。申し訳ないです。」とか。
遅刻してしまった時でも、「駅まで全力ダッシュしたんですけどね。間に合いませんでした。すいません。」とか。
言い訳の一歩手前みたいなイメージ。
でも、この一言はやっぱりいらないです。
何故なら、すいません、という気持ちがシンプルに相手に伝わらなくなるから、です。

昔ある研修の講師のトレーニングを師匠の元で受けている時にこんな事を言われました。
「森川さんは丁寧さのつもりかもしれないけど、言葉が多いです。もっとシンプルに。大丈夫。参加者はちゃんと理解しているから。参加者とコンテンツを信じてください。」
その当時はまだ講師業が本業ではなかったし、色々な意味で自信がなかったので、「そういわれてもな・・・。」と思っていました。(でも、師匠がそう言うならきっとそうのはず、とも思ってました)
でも、今は本当にそうだと思います。
言葉は増えるほど伝わらなく。
シンプルにまっすぐ届ける事。雑味を感じさせない事。これが伝えるではなく「伝わる」ために必要なんです。

ということは、そもそもの前提で、言い訳したい気持ちは一旦置いておく、という事をしないと、ついいらぬ一言を言ってしまうのだと思います。

大丈夫です。
大体のことは謝ったら許してもらえることばかりです。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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