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納得感もエネルギー?_444

2024.07.02

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

日々様々な企業様で研修登壇している私ですが、その中には明らかに参加者さんのやる気が感じられない。そんな時も勿論あります。
先日登壇した若手向けの研修(入社3年目くらい)も正にそうでした。
全員が、というわけではないのですが、全体の3割くらいの方がどうもやる気がないしなんか、くすぶっているような様子だったんです。
少し気になったので休憩時間とかワークの最中に絡みに行くわけです。別にヒアリングしようとかそんな意図は全くなく、雑談に混ぜてもらう感じ。

そんな中で気になったのは、どうも会社(上司)に対して不満がある様子。
その時に聞いた不満は、
・関わり方がキツイ(パワハラ気味な言い方)
・労働環境がキツイ(仕事が終わらない)
・特定の人物にだけきつく当たっている

みたいな話でした。
なるほどな、とか思いながらその場は離れたのですが、ふと自分はどうだったのかな、と気になったんです。
少なくとも私もよい上司になれていない時期というのは間違いなくありました。

そういえば、GAPのマネージャーの時は、フルタイマー(契約社員)から面談して欲しいと依頼されたので快く引き受けましたが、実は中身は私にもっとしっかりして欲しい、という内容でした。
中華料理屋を経営している時もそういえば、アルバイトの子から「時間取って欲しい」と言われ時間取ったら私への不満でした。
どちらもとてもありがたいケースでしたし、私自身気づけていない事だったので本当に伝えてくれたことに感謝しました。
どんな内容だったかと言うと、共通して言えるのは「もっとぐいぐい来いよ!」みたいな内容。

詳細は割愛しますが、GAPの話も中華料理屋の話も、私が赴任したばかりの頃の話なんです。
新しい環境で新しい仲間と人間関係を構築しないといけない、という思いが強かった私は若干周りに対して遠慮気味だったんです。
伝えた方がいいことも伝えないし、自らコミュニケーションを取りに行く、ということがあまりできていませんでした。
そういえば「何がしたいのかが分からない」とも言われましたね。
私の想いや方向性を発信する量が不足していたんだと思います。
ま、ぺらぺらに見えたのでしょう。

何が言いたいかと言うと、部下の不満を全て取り除くことはできません。
でも、リーダー自身の在り方や行動で納得感を醸成すること。それは出来るのです。
納得感とはつまり、「もりもりに言いたい事はまだまだあるけど、でも、よくやってくれてるし良く動いてくれるし良く関わってくれるよね。」みたいな感じです。
実際彼らにフィードバックされたことで、私自身すべきことも明確になりましたし、それを実践していく中で少しずつ関係性は構築されていったことを覚えています。

話を戻すと、冒頭のやる気がない参加者さんも、普段の職場での納得感があまりないのだろうな、と感じました。
勿論やる気を出すのは本人の問題で、それはそれでダメなんです。
でも、普段の職場で納得感を醸成できていない彼らの上司も、それも問題だよね、と感じました。

しつこいようですが、100点満点の上司になんてなれないと思っています。(目指しますけどね)
でも、部下から「まあ、いいよね」と感じてもらう、その努力はしないといけないですね。
自分を変化させることができるのは、自分自身だけ、ですから。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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