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お手軽に説得力を増す方法_433

2024.05.24

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

仕事で使うコミュニケーションは主に2パターン。
聴く、という事と、伝える、ということ。
当たり前ですよね。
この両方をしっかりと駆使して仕事の効果性を高めていく。管理職は勿論、メンバーの方も同様です。
特に仕事のサイズが大きくなってくると関係者が増えてくる。
別の部署の人や社外の人。
そうなってくると、阿吽の呼吸でいい感じに、なんてまず無理です。だって立場も違えば価値観も違うので。

という場面が多いせいか、最近「説得力向上研修」という研修の依頼がここ数年増えてきました。
所謂、伝える力、です。

この研修の中でお伝えしていることは3つ。
1.話の内容
2.話の構造
3.話の伝え方
の3つです。

私が会社員だった時、社長や役員に何かの企画を通す機会が結構ありました。もしくは会議等。
その時上記の1.と2.は結構意識していました。
何を伝えるのか?一発で納得してもらうためには何をどんな順番で伝えるのか?
でも、これって結構事前に準備しているので、言い方を変えると事前準備が大事、とも言えます。
(詳しい内容は研修の中で!)

私が実は苦慮したのは、事前準備ができない場面。対面で他部署の部長さん達に何かを依頼する時、です。
勿論ある程度の準備はしていますが、臨機応変なコミュニケーションが求められるし、何より相手のその時の考えや感情によって、余計な軋轢を生んでしまったり、ということがありました。

そんな時に気を付けるのが、3.の、伝え方、です。

これは私の悪い癖なのですが、つい理詰めで正論ぶちかまして、無理やり「うん」と言わせてしまう。
相手は100%納得していないけど、嫌々うんと言わせて協力を要請してしまう。
つまり、結構一方的に押し込んでしまう傾向がありました。
でも、それが通用しない相手って絶対いるんです。はい。私よりも口が立つ人だったり、もっとゴリゴリ来る人、ですね。
そうなると完全に平行線をたどってしまいます。
そりゃあそうです。どっちも正論なので。
違う立場の人間が自分の立場からの正論をぶちかましあったら、そりゃあ、平行線になるんです。
いや、これ、本当にストレスでした。(そして大体私が折れる)

じゃあ、どうすればいいのか?
実は簡単です。

何かを伝えるたびに、「今の話聞いてどうですか?」と聞くターンを必ず入れる、ということです。
つまり意図的に双方向のコミュニケーションの場にしていく、ということ。
そもそもですが、人事なんて大体嫌われている物なんです。
そんな人からゴリゴリ何かを言われて気分良いわけないんです。
「無理やりやらされた」という印象はその後の人間関係にも悪影響を及ぼします。

そうならないためにも「聴く」ターンを意図的に創ることで、相手の意見や感情を取りに行く、ということが重要です。
勿論仕事だし、こっちのリクエストに応えて欲しい。だからこそ、納得感を高めるためにも相手の意見や感情を聴きに行く。
何かを伝えるたびに、「どうですか?」を繰り返す。

もしかしたらネガティブな反応が返ってくるかもしれません。
もしかしたらこっちが困ることを言ってくるかもしれません。

でも、大事なことは納得してもらう事。
言う事をきかせる事ではないんです。
だって、納得してくれなかったら仕事の品質が落ちるから。

コミュニケーションの効果性を高めるって多分こういうことなんだと改めて感じます。
伝わらないと意味がない。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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