新人の効果的な受け入れ方 その3_425
2024.04.23
『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。
豪華(?)3本立てでお伝えしてきました効果的な新人の受け入れ方。
1.受け入れの準備
2.OJTの進め方
と来ましたので、本日は最後の、
3.必要なサポート
です。
OJTを効果的に進めていくキーマンはやはりOJTトレーナー。つまり、指導担当者、であることは間違いありません。
一番新人と接点が多いので、ここが機能しないと育成どころか新人がトレーナーと関係性を構築できないがために、メンタル不調に陥ってしまうケースも多々あります。
会社側もそれを分かっているから、新人が入ってくる前にOJTトレーナー研修などを実施して効果的な育成を実現しようとしています。
また、新人の育成はトレーナーの成長にも大きく寄与しますので、その狙いも間違いなくあります。
Teaching is Learning.
そういった意味もあってトレーナーへの期待は大きいです。
ただですね。
OJTトレーナーも結構若手のケースが多いです。(そうじゃないケースもありますが)
そして私はこのメルマガでひたすら人材育成程重要な仕事はない、とも断言しています。
でも、でも、
トレーナーって大変なんです。
自分自身の仕事の目標も当然ある。その中で新人を育成する。
勿論先輩だから。そんな役割だから。
当たり前なんです。
それを当たり前の風土にしていかないといけないんです。
でも、でも、
トレーナーってしんどい時が必ずあるんです。
育成は重要な仕事。頭では分かっています。
でも、思うようにいかない事も多いです。
伝えたけど伝わっていない事も多いです。
人間と人間だからすぐに関係性ができるわけじゃないんです。
いつも笑顔でいることができないかもしれません。
自分の仕事の手を止めて教えているかもしれません。
新人の日報のチェックやメールのチェックなどをしているかもしれません。
間違いなく手を取られているんです。
時間をとられているんです。
色々心配りをしてくれているんです。
そんなトレーナーを周りがどれだけ支えられるか。これがOJTに必要なサポートなんです。
そもそもOJTの管理者はその部署の長。つまり、課長です。
課長が新人に対してもですが、トレーナーを支えられているか?話を聴けているか?関わろうと、支えようとしているか?
それを態度や行動で示していく事が重要です。
具体的にはOJTの進捗状況の確認は勿論ですが、トレーナーの話を聴く時間を定期的に確保し、トレーナーの感情に寄り添う事。
そして周りの社員もOJTの内容を理解し、自分達にできるサポートをすること。
トレーナーがいない時は他の先輩が面倒見ればいいし、全ての仕事をトレーナーが教える必要はない。
先輩として新人の話を聴く時間があっても勿論いいでしょう。
「彼がトレーナーだから」という態度が一番トレーナーを孤立させ、寂しい思いをさせてしまうんです。
人材育成は部署全員が関わって行うもの。
だからこそ、人は育つ風土が育まれるし、逆に全員が参画しなければ風土にはなりません。つまり、継続しない、ということです。
人が育つ風土なんて1年や2年で出来るものではないんです。
それこそ、中長期的にどのように人が育つ風土を創っていくのか。
しっかりとデザインし、ひたすら繰り返していくしか道はありません。
近道なんてないんです。
でも、近道がないからこそ、風土になる、とも言えます。
★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。
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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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