【メルマガ共有】コロナで職場はどうなった?_043
2020.07.08
課長と組織を変える研修講師、clear kyotoの森川です。
6月以降、首都圏含め緊急事態宣言が一応解除になりました。
それに合わせてリモート勤務の体制から出社の体制に戻った会社も多いと思います。
まあ、世間ではオンライン元年とか色々言われていますが、はっきり言ってどっちでもいいと思います。
別にオンラインが万能なわけではないことは皆さんご周知の事。
大事なことは「目的をもって選択すること」です。
これは勤務体制だけではありません。
仕事の指示を出す時も同様です。
何故、何のためにその仕事をするのか?
これをきちんと考え共有し、部下に伝える必要があります。
何故なら、この在宅勤務によって必要なものと必要でないものがはっきりしたから、です。
最たるものは「会議」でしょう。
今まで週の半分くらい会議だったものが一気に減った。そして会議時間も短くなった。そう感じた方は多いのでは。
それはオンラインでつないでいるので「目的をもって」会議に参加しているから。
だからムダな話がない。
そしてムダな会議を招集しない。指示を出し仕事が進むなら直接指示を出せばいいのです。
その代わり必要性を感じたものもあると思います。
例えば雑談。今まではそばにいるから気軽に声を掛けていた。
でも、リモートだとそばに仲間がいない。
電話する?ラインする?それほどでもないか。
結果コミュニケーション量が減り、なんか嫌な感じと感じている人は少なくない。
だから朝礼や夕礼。打ち合わせなど目的をもってコミュニケーションを取りに行ったのではないでしょうか?
そう。
これって実はとても素晴らしい気付きだと思います。
だって、目的的に選択している。
そしてムダなものが排除されていく。
大事なことに集中する素晴らしい機会なのです。
なので、通常出勤モードに戻るときに、そのまま戻ったらもったいない。
しかも多くの人は目的やムダなものに気づいている。
だから指示を出す時もその仕事の目的をきちんと伝えて欲しいのです。
というか、これは私が「指示の出し方」という研修でいつも強調してお伝えしています。
それは上司部下両方のために。
部下サイドからすると、自分の仕事の目的が分かった方がやりがいありますよね。
だって何かの役に立っている感じがするから。
そして上司からしても部下が目的を理解して動いてくれると、指示受けの間違いがなくなるし、もっと言えば、自発的に考えて動いてくれるようにもなります。
単純に会議室掃除しておいて。
ではなく、「次に大事なお客さんが来るから掃除しておいて」と言えば部下は「お客さんか。じゃあ、掃除するだけじゃなく空調とか花とか気を付けよう。もっと言えばお茶とかもいるのでは?」と気を利かせててくれるようになるのです。
このコロナで日本の職場が失ったものは「職場の空気」。
これは良い面も残念な面も両方あると思います。
でも、折角変化の機会。
曖昧にしてきたものをはっきりさせる良い機会だと思います。
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森川 宗貴(もりかわ むねたか)
clear kyoto合同会社 代表
(社)日本スケジューリング協会 専務理事
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★森川の「志」
clearkyoto合同会社では「課長と組織を変える研修」を企画提案しています。
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。
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