【読了】『ディープチェンジ』

2019.09.08

サブタイトルの通りです。

組織変革のためにはまずは個人が変わる。

だって、組織は個人の集合体だから、個人が変わらないと組織が変わるわけがない。

でも、「うちの会社が変わらないと働けないよ」とかいう人は多い。

はい。はっきり言って他責です。

そしてこの傾向は結構管理職層とか役員によく見られます。

社員が変わらないと。

上が変わらないと。

でも、人を入れ替えてもうまくいかないのは、そういう問題じゃないから。

 

結果が出ない大きな原因は「組織風土」です。

足の引っ張り合いや結果にコミットしない。やりきらない。まあ、色々あります。

その組織風土を変えるためには、一人一人の考え方と行動を変えないといけません。

でも、まとめて変われるわけがない。

1人1人がちょっとずつ自ら変化させるしかないのです。

上とか下とか関係ない。

 

ガンジーの有名な言葉で「世界を変えたければまずは自分から変わろう」というもの一緒。

まずは一人一人がちょっと変化させようという意思を持つこと。

マネジメント層が部下たちにその変化を促し定着させるようなかかわり方をすること。

そして、何よりも管理職は「まず自分が変わること」です。

 

「最近の若いやつは・・・」発言も他責です。

他人を変えることはできません。

だったら自分が変わることで、その変化の影響力で相手が変わるかもしれない、と思うくらいが良い。

部下を変えることも難しい。

本人に気づかせて変わろうという意思を持たせ、それを支援する。

それが上司の仕事です。

「変われ」といって変わるわけがない。

 

本書の根底には7つの習慣と同じで「インサイドアウトのパラダイム」が流れています。

原則は普遍で不変。

まずは自分から。

しんどい時こそ、「じゃ、自分はどうする?」

ですね。