【読了】なかなか自分で決められない人のための『決める』技術
2019.07.01
私たちは日々何かを選択して生きている。
「現在の状態は過去の自分の選択の結果である(コヴィー博士)」と言われるように、日々小さなことを沢山決めて生きている。
社会人基礎力で最も大事な力が「主体性」と言われているが、主体性とは「選択すること」。つまり、自分で決めて行動する。ということ。
会社勤めをしていると、「自分はまだ決める立場にいない」とかいう人もいるが、実は生きている以上全員が経営者。自分の人生を経営している、のだ。
つまり、決めない、ということは他人任せで他人の価値観に合わせて生きていく。文句もいいません。ということ。そんな人生は皆嫌なはず。だから「決める」って大事。
本書はそんな決める技術を紹介している。
技術、ということは、先天的なものではなく後付けで身に着けることができるスキル、ということ。
うん。とても力強いです。
でもね。一つだけ。
「決める」と「行動する」はセットになっている、ということ。
つまり、「しようと思います」とか「意識します」は意味がありませんよ、ということなのです。
行動という変化を自分でつくらないとだめ。
考えるだけじゃダメ。
思うだけでもダメ。
細かいことは本書を是非。
ただ、主体的に生きるためにはこの「決める」はマストです。
サラリーマンだろうが経営者だろうが全員自分の人生の経営者。
自分がどう動くかで周りへの影響は変わります。
つまり「決める」ことから小さな変化は始まる、ということです。