【読了】『脳科学者真田夏希』

2019.04.02

神奈川県の湘南らへんでおきた猟奇殺人の操作に駆り出された脳科学者が主人公。

結婚したいな~、と思いつつどうにもぴったりの男性に会えなくてモヤモヤしている30代の女性、真田。彼女はいわゆる科捜研。脳科学者なのでエリートといえばエリート。

そんな科捜研が所轄の捜査に加わると、良くあるので、現場とキャリアのいざこざ。

と思いきやそれがほとんどない。彼女が美人という設定のせいか、所轄の刑事ともうまく連携している。

イケメン中年とデートしている所を見られても冷やかされたりしないので、彼女の人望か?

結局殺害された2人と友人関係にあった男性が、個人的な妬みで殺人を犯していたのだが、結構あっさりと捕まる。

定番の、女性捜査官が捕まってしまうという展開もあるが、これもあっさりと解放される。

彼女を助けた所轄の刑事とのロマンスもない。

 

そう。話の起伏がとても少ないのだ。

彼女に振られたイケメン中年もあっさりと引き下がる。

うーーん。まあ、日常的にそんなドラマティックな展開はそうないはずだが、でも、それなら小説にしなくてもいいのでは?と思ってしまう。。。