【読了】『魔法のコンパス』西野亮廣

2019.01.29

ご存知、お笑い芸人キングコングの西野さん。

私の後輩が彼のスタッフをしていることもあり、妙な親近感があるので必然的に事前期待高いまま読みましたがその期待を裏切らない面白さ。

実体験に基づいた言葉が沢山紹介されいているのだが、体験に基づいているので伝わってくる。

何かを伝えるときはそういった客観的な出来事(経験)を絡めて伝えることで、伝わってくる。

そして何より感心したのは、彼はいつも「問い」を持ちながら物事を見ている。

思考停止になることがないのはそのせい。

「どうしてこうなっているのか?」「どうやったら面白くなるのか?」など。

彼自身のユニークな才能も勿論あるとは思うが、それでも私たちが日常スルーしている事柄にまで問いをもっている。

箱根駅伝のランナーの速さが伝わらない。どうしたらいいか?とか思ったことありませんし。

 

そして何より素敵なのは失敗を失敗と認識していない。次へのステップと本気で思っている。

「失敗を存在させているのは、いつだって自分自身だ。

たしかに、どうにもならないことが世の中にはあるけれど、大丈夫。

大体のことはどうにかなる。」

沢山のトライを繰り返し沢山の失敗をしてきた彼だからこその言葉。

そう思えるくらい手数を出すって大事なんだと思う。

 

大丈夫。

死ぬわけちゃうし。