Know-How ノウハウ

【メルマガ共有】調整力ってなに?_059

2020.11.23

課長と組織が変化する研修講師、clear kyotoの森川です。

本日「社内調整力強化研修」というなにやらニッチなテーマの研修に登壇していました。
(でも、実は人気コンテンツだったりする)

同じ社内なのに調整が上手くいかなくてお互いストレスがたまったり、ミスに繋がったり、と言うことは少なくありません。
同じ会社の仲間なのに、利害が不一致しているように感じてしまい、なんか敵対してしまう。そんなこともあると思います。

だから難しい。
難しいから身構えてしまう。
身構えてしまうから理論武装して正論をぶちまけて、説得しようとする。
結果、むりやり「うん」と言わせる・・・

はい。昔のモリカワは正にこのパターン。

でもね。調整のゴールは「合意形成」なんです。
って考えると、全く合意できていないんです。

だから上手くいかない。
そんなことを繰り返していました。

まあ、他にも色々あるのですが、この状況を変えるのに一番大切なことは「まず聴く」ことです。

まず聴く。
相手の話を受け止めて、自分の意見との相違を整理する。
その違いを相手に伝える。
で、どう思う?ってまた聴く。
そのうえで、「目的に沿って」最適な手段を選択する。

実はこれは所謂「アサーティブコミュニケーション」の基本的なステップです。
アサーティブコミュニケーションとは「主張的に伝える」スキルなのですが、伝えるスキルなのに「聴く」からスタートするのです。

何故か?

相手にとってのWINを理解しなければ合意形成なんてありえないから。
調整って、お願いして回ることじゃないんです。
合意形成を積み重ねることなんです。
だから相手のWINを知りにいかないといけない。

もっと言えば自分の意見を聞きもしない人の言う事なんて、聴くはずがありません。

まあ、そんな研修を色々なケーススタディをしながら学んだのですが、途中で参加者が面白い気付きを発表してくれました。
そのケースは父親と子供のお互いの主張をぶつけ合う、というものだったのですが、
「森川さん。これ、子供の話を聴いてみると殆どまっとうな事しか言ってないんですよね。却下する理由が見当たらないけど、これいつも聞かずに自分の都合で却下してました。聞いてみたら着地点って結構簡単に見つかるんですね。」
と発表されたんです。

もうね。まさにそれ。

私たちは自分のものの見方の「こうあるべき」論をぶつけているだけなんですね。
でも、相手の話を聴いてみれば「なーーんや。そんなこと思っていたんだ。」と気づくことは少なくない。

お互いの余計なストレスを減らすためにも。スムーズに仕事を進めるためにも「まず聴く」がとても重要なのです。

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森川 宗貴(もりかわ むねたか)
clear kyoto合同会社 代表
(社)日本スケジューリング協会 専務理事
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