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【メルマガ共有】部下に合わせた指導とは?_046

2020.07.28

課長と組織が変化する研修講師、clear kyotoの森川です。

部下指導の場面でよく言われるのが、部下に合わせた指導をしましょう、ということ。
有名なのは『一分間リーダーシップ』という本でも言われている、ブランチャートのSituational Leadership、を思い浮かべる人も多いと思います。
https://leadershipinsight.jp/explandict/sl%E7%90%86%E8%AB%96%E3%80%80situational-leadership-theory

簡単に言うと、部下の仕事の成熟度に合わせて、ティーチングとコーチングを組み合わせましょう、ということ。

勿論これも大事です。(私の研修でも散々出てきます!)

ただ、もう一つ、部下に合わせないといけないもの。
それは、コミュニケーションとか学習のスタイル、なのです。

例えば、私が関わっているある会社には人事の担当者が2人います。
Aさんはまだ結構若手。人事の仕事も初めて1年ちょっと。そして一歩一歩着実に歩く人。
なので、私が関わるときは、小さいゴールを設定して振り返る、という細かめのマネジメントだったり、新しいことにチャレンジする時も、大きなゴールイメージも見せるけど、必ず手順を細かめに分解して明確にすること。
この支援をすっ飛ばすと、「出来るイメージ」が湧かなくなってしまうのです。

Bさんは人事の経験こそ浅いけど、それまでの仕事では結構結果も出せている。結果を出すことに重きを置くし、最短距離で結果まで走りたい。走れる人。
なので、私が彼に関わるときは、シンプルに、求める結果だけを伝える。何かを教える時は結論ありきで最短距離を走る方法に導く。あまりウニウニ考える人でもないのでタスクさえ整理されてしまえば、あとは自分で走り出す。

これ、AさんもBさんもどっちも正しいのです。
ただ、物事への学習スタイルが違う。

その違いを知ったうえで関わることは重要です。

Aさんに私がBさんにしているような関わり方をしたら、Aさんは多分思考停止に陥るのです。
逆にBさんに私がAさんにしているような関わり方をしたら、Bさんはまどろっこしくてストレスがたまる。

人にはコミュニケーションや学習のスタイルがある。
それを見極めたうえで関わる必要がある。
それが結果チームとしての効果性を高めることになるのです。

皆さんの部下は、周りの人はどんなスタイルですか?
人ごとに是非観察してみてください!
少なくとも「自分がされて良かったこと」は相手にとっても良かったことにはなりません!!

※そのスタイルを測定するのが、私がおススメしているDiSC。

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DiSCではまず自己理解を深めたうえで、他者理解を深め、他者融合につなげていく。
組織の効果性を高めるのに非常に有用なツールでもあります。

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森川 宗貴(もりかわ むねたか)
clear kyoto合同会社 代表
(社)日本スケジューリング協会 専務理事
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★森川の「志」
clearkyoto合同会社では「課長と組織を変える研修」を企画提案しています。
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。
オンラインもオフラインも提供しています。

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★森川のもう一つの「志」
2020年より研修事業と併せて「コーチング」の提供をがっつり開始しました。
当社の理念は、
「働く人の”こう生きたい”を応援する」。
1人1人が公私ともにどんな生き方を実現したいのか?その理想の姿を言語化し、その実現に向けてどう変化し動くのか?
「人生におけるミッションとは作るものではない。発見するものである。」とビクターフランクルは言っています。
どう生きたいかは自身の内側にしかありません。それを発見し、イキイキ生きる支援をしています。
そんなイキイキ生きる人を増やしていく事が私のミッションでもあるのです。

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