Know-How ノウハウ

【読了】『人を操る禁断の文章術』

2020.06.05

内容は面白いんだけど、唐突に終わってしまいびっくり。もっと教えてよって感じでした。

DAIGOさんはTVでもおなじみのメンタリスト。

僕はあまりTVをみませんが、それでも彼が心理学を操りながら相手の心理をコントロールしているさまは面白いものです。(やらせがない、という性善説)

本書でDAIGOさんは再三、目の前の相手を読むより文章の方がやりやすいと言っています。

それは準備ができるから。

そしてその基本はやはり「誰に」「何を」届けて、最終「何をしてほしいのか?」に導く事。

つまり、相手が動いてくれないと意味がないわけです。

これは仕事でも全く一緒。

何かの依頼のメールを書いても伝わっていなければ相手が何もしない。

「メールしましたよねっ!」

と切れるのは未熟なだけ。

伝えると伝わるは違うから。

実はWEBマーケティングとかに使えるかもと思って本書を読んだのですが、結構中身は会社員向けでした。

 

改めて考えたのは「小人」。つまり、届けたい相手をとことん自分は知っているか?と言う事。

例えば40代サラリーマンにセミナーに来て欲しい。

なら40代のサラリーマンが普段どれくらい電車に乗っていてランチ何食べていて、上司に何言われていて、奥さんに何言われていて、何が楽しくて、食べ物何が好きで・・・。

みたいな情報。

多分そこまで考えてないな、と。

よくやってしまう間違いは、自分が素晴らしいと感じているものの素晴らしさを説いてしまう事。

自分は素晴らしいものを伝えているから気持ちいいけど、それに興味がない相手からするとうっとうしいだけ。

家電量販店の売れない販売員がやっちゃうやつ。

これを広告でやってしまうんですよね。

 

それよりも相手が何に困っていて、どんな状態になりたいと思っているのか?

そこにリーチしなければ相手の心は動かない。

当たり前だけど、そお原則が結構出来ていないケースが多いと思います。

昨年よりこの手のセミナーにも投資をしていましたし、他のセミナーとか本も結構読みましたが、この原則論は本当に変わらない。

逆に言うと、言葉を届けるっていうのはそれくらい本気で行かないとあかんと言うことかもしれません。

 

別にDAIGOさんのファンじゃないし、これ読んでもファンにはなりませんけど、この本は良かったです。事例が分かりやすいし多いです。親切だと思いました。