【読了】『子どもの心のコーチング』
2020.05.21
一応これでもコーチなので、書いてあることは既知の事。
ただ、知っていると出来ているは勿論違う。
著者は本書内ではあえて「親」という表記をしている。
なので、私は「親」を「父親」として読み進めることになるのだが、まあ、中々痛いところを突かれてしまう。
でも、これは普段の娘との関わりの中でも一緒。
ついいらぬ一言を言ってしまったり、突き放してしまったり、忙しい時は無愛想になってしまうこともある。
そうじゃない、と意識していてもなる。
でも、仕方ない。
だって父親も人間であり、完ぺきなわけではない。
その完璧じゃない自分も含めて子供と付き合えるかどうかが大事だと思う。
なので、私は必ず自分が間違っていたら娘に「ごめん」と言う。
きちんと謝れる大人でいたいから。
きちんと謝る人に育ってほしいから。
親がしていないことは子供は絶対にしない。
余談ですが、人事コンサルとかしていると、「我が社の社風を変えてくれる人材に入ってほしいのですよ。」とか真剣に言っている社長さんや経営幹部がいるけど、それは違う。
既存の社員や幹部、社長が今できていないことを、新しく入ってきた人が出来るわけがない。
正確にはやろうとするけど、つぶされる可能性が高すぎる。
足りないスキルを補うくらいならいいのだけど、カルチャーなんて人一人が入って変わるわけがない。
閑話休題。
母性は子供の自己肯定感を育て、父性は責任感を育てる。
母親は安心。父親は理性。(?)
父と母の役割は違う。勿論各家庭の中でその形は様々。
だけど、親が子供に望むことは子供の幸せ。ただ、それだけ。
でも、それは与えられるものではなく、子供自身が発見するしかない。
その力を養うことが子供の教育なんだろうな、と思う。
我が家の娘はもうすぐ13歳。
まだまだ育児を楽しめそう。