Know-How ノウハウ

上司の威厳とは_036

2020.05.06

clear kyotoの森川です。

このご時世ではありますが、久しぶりに研修に登壇していました。対面で。
この研修は映像と講義をミックスして行う、面白いコンテンツ。
つまり、映像の中でストーリーが進み、参加者にはその主人公になって課題に取り組んでもらう。
そして講師は参加者の上司役となり、ホウレンソウを受けたり指示をしたりフィードバックするのです。

このフィードバックの温度感が結構重要なのですが、かなりの確率でお客様から「厳しめにお願いします」
とリクエストがきます。
その厳しめの中身は様々なのですが、今回のお客様は「かなり怖め」とのこと。
つまり、ボコボコにやっつけて欲しい、とのことでした。
語気を強めて欲しい、というリクエストもあります。

でも、それって意味ないのです。
フィードバックする目的は、相手の言動がまずかったことを認識させ、じゃあ、どうすればよかったかを自分で考えてもらう事、です。
つまり、威嚇することでも怖がらせることでもない。

怖がらせて言う事聞かせても成長にはつながりません。

という話を別の研修でした時に、ある参加者から、
「でも、上司の威厳を保つには、たまにはそういう面も持たないと舐められるのでは?」
と言われたこともあります。

舐められるのは言行一致していないから。
若しくは仕事のパフォーマンスが芳しくないからでしかありません。
そもそも威厳って「あの人怒らせたら怖いよ」と思わせることではありません。
威厳とは、おごそかで堂々としていること、です。
その厳かさの根っこは「尊敬」です。

つまり、尊敬が止まらなくて近寄りがたいのが「威厳」です。

話を冒頭に戻しますね。
つまり、厳しく指導する、と言うのは単にオラオラして怖がらせることではありません。
仕事に妥協をしない。細部までこだわり出来るまでやらせることだと思います。
そして出来たら褒める。

それこそが所謂飴と鞭、なんだと思います。


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