【メルマガ共有】教える前にしておくこと_033
2020.04.12
clear kyotoの森川です。
今週娘に初めてテニスを教えました。(一応学生時代はコーチのバイトしてました)
このコロナ騒ぎで娘の学校が休校になり暇そうかつ、前からやってみたいと言っていたので。
実は少し事前に考えたんです。どう教えるか。
別にこの後テニス部に入るわけではないので、楽しくラリーとかできるレベルになればいい。
なので、初回のこの日のゴールは「フォアで気持ち良い球筋の球を打てること」にしました。
何が言いたいかと言うと、人に何かを教えるには教えるための目標設定と計画が必要ですよ、ということ。
実は企業の人材育成の柱になっているOJTで、この目標設定と計画づくりをしないで、何となく仕事を教える、と言うことが行われているケースは少なくないのです。
目標設定がないと、どんな状態になったら一人前かの基準が分からない。
つまり育成でどんな状態を目指すのか?が決まっていない、と言うことです。
そうすると、何が起きるか?
教える担当者が困るんですよね。どこまでやればいいの?となる。
また、目標がなければ何をどのように身に着けてもらうかの手段も明確にならない。
つまり、行き当たりばったりの指導になる、と言うことです。
今回の私のテニスの指導は「3回目くらいで軽くラリーができる状態」。それが大目標。
なので、1回目の今回はフォアのフォームと球筋。
となると、教える時にテーマが決まっているので、あれもこれも言わなくなる。
そしてどんな球筋になったらいいのかを娘と共有する。
基準が明確になれば自分でも自分の球筋を追うようになり、いい感じで打てているのかどうかの判断が出来るようになります。
新人の育成も一緒です。
例えば半年後にどんな状態を目指すのか?
そのために最初の1か月はどんな状態を目指すのか?
そのために何をするのか?
この目標と計画を必ず本人と共有する。
そうすることで教える方も楽になるし、教わる方も全体像が見える安心感+自分がどんな状態になればいいのか?が明確になります。
3月4月は色々バタバタしてこの目標設定と計画作りが疎かになったりします。
でも、効果的なOJTが組織への帰属心を高めますし、仕事のやりがいの発見にもつながります。
そう考えるととても大事なので、是非重要事項として新人を迎える前に準備をしましょう。
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