Know-How ノウハウ

【メルマガ共有】叱ることへのハードルを下げるには?_031

2020.03.29

clear kyotoの森川です。

昨日登壇していました「褒めると叱る」の研修で感じたことを共有します。
褒めると叱るでは、どちらかと言うと褒める方が得意、と言う方が多い。
逆に言うと「叱る」ことが苦手だな、と思っている管理職が多いな、と感じます。

その原因の多くは「人間関係が崩れるかもしれないから」。というもの。
嫌われたらその後やりずらくなる。
そんな心理的な壁を感じます。

ただ、実際適切に叱った場合に相手に嫌われるかと言うと、そうではありません。
それは皆さんもこれまでの人生を振り返った時に「言ってくれる人がいてよかった」という経験があるはずです。

と言うことは何が問題か?

言い方、の問題です。

人間関係を崩すことない叱り方が出来れば問題ないけど、そのやり方が見えないから難しく感じている。
そう感じました。

じゃあ、どう叱ればいいのか?
私が大昔伝授されたコツをお伝えします。

『小さい事実を伝えること』

相手のまずい言動を事実ベースで伝える。小さく。
例えば、

・ここ誤字あるよ。
・2分遅刻やで。
・シャツ、しわいってない?
・今のプレゼン、ここの部分の一文長いよ。
・この納期守れてない。

みたいな。
ポイントはとにかく感情を入れない事。
無機質に伝える、と言うことではなく、事実だけを伝える、と言うことです。
ここに自分の感情(いらだち)を入れてしまうと、叱るではなく、「怒る」になってしまいます。
それだと、伝わりません。

小さな事実だけを伝える。
それだと「気づかせてくれた」という風に相手がとらえやすいのです。
そして何より、言う側の負担がかなり減ります。
言わなきゃ言わなきゃ、と力むのではなく、ぽろっと伝えてあげる。そんなイメージです。
あくまで事実だけ。
ここに評価を入れるとややこしくなります。
例えば、
「納期遅れてるよ。ちゃんとやれよ。」
「誤字あるで。確認しろよ。」
みたいに、ちゃんとやれ、みたいな評価を入れるときちんと伝わらなくなります。
で、空気が悪くなる。

私は部下に媚びる必要なんて1ミリもないと思ってますし、いいこいいこして育てようなんて気持ちもありません。
でも、人間関係は作りたいと思っています。
そして何よりも彼らが育ちよりよい仕事が出来るようになって、自己重要感を持ってほしいと思っています。

そのためには上司としてすべきことはきちんとする。適切に。

これは昔働いていたギャップの上司の受け売りです。
でも、その後の私の仕事の中でも多分に活かされました。

是非!

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