【読了】完訳『7つの習慣』
2020.01.01
毎年恒例、大みそかと元日にかけて再読する本書。
色々な意味で私の人生に気付きを与え変化するきっかけとなり、自分の在り方を見つめなおすことができる本書。
毎年読んでいるくせに毎年気になるポイントが違うのが面白い。
しるし書店じゃありませんが、ドッグイヤーとかハイライト、赤線など色々なしるしがついていますが、今年もやはり新しい「しるし」が付きました。
私はインサイドアウトのパラダイムと第1の習慣「主体的である」が大好きなのですが、その中でも特にぐっと来るのが、「私たちは自分の身に起こったことで傷ついているのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。」のくだり。
つまり、出来事をどう捉えるかで自分の気分は変わる。
自分の気分は自分が決めている、ということ。
今年事業を推進する中で勿論嫌な事や凹むことは多々ありました。
結構大きなダメージを受けたこともあります。でも、それって結局自分がどう思っているか?
なんでもポジティブシンクしよう、という話ではないのです。
凹んだままでもいい。凹む、という選択を自分がしているだけ。
分かっていればそれでもいいと思っています。
今年から私にはコーチングの師匠がいてくれて、彼女がコーチでもあります。
その凹んだことを話す。でも話すだけでは心が晴れない。それくらいのダメージ。
そうすると、彼女は私とは違う解釈を「参考までに」言ってくれる。
そのたびに色々な見え方があるのだな、とも思うし、それを取り入れるかどうかも結局は自分の選択でしかない。
選択することが主体性。
28歳の時に7つの習慣を読み、研修も受け、38歳の時には7つの習慣研修の講師の資格を取り、伝える側になった。
でも、自分で体現できていないことは多い。
分かると出来るは違う。
でも、7つの習慣に関してはそれでいいのだと思います。
原則をベースにし、自分の思考や考えがそこからずれた時に気づけたらいい。
そして今年力強くページを折った場所は、相互依存のパラダイム。
国連事務総長だった故ダグ・ハマーショルドの言葉。
「大勢の人を救おうと一生懸命働くよりも、一人の人のために自分の全てを捧げることの方が尊い」
勿論仕事も大事だけど、一番身近な家族や職場の仲間と血の通った人間関係が築けなければ何の意味もない。人間関係の問題に正面から向き合うには、自分の「外」にあるプロジェクトや人々に労力をかける前に、自分の内面を見つめなおさなければいけない。
つまり、自分の人格磨きが何よりも大事だ、ということ。
2020年は独立して6期目。会社にして2期目。
所謂自営業なのですが、自分の「あり方」って本当に大切やな、と痛感しています。
お客様は私たちに「何ができるか」も求めていますが、それよりも「誰と一緒にやりたいか」を大事にされている。
だからこそ自分の人格を磨き続け、あり方を見せつけていく事が必要。
もうね。果てしないです。だって、まだまだ未熟モノですから。
でも、努力し続ける姿もその一つなんだろうな、とも思っています。
実は7つの習慣を読み始めた時は「どうするか」が結構気になっていたんです。昔は。
でも、今ひっかかるのは「あり方」。それは、私の生き方や働き方がが変わったからかもしれませんね。
2200円の本を15回以上読み、毎回違う気付きがある。
考えようによってはとてもお買い得ですよね。