Know-How ノウハウ

達成するためのPDCAとは?

2019.10.25

本日もメルマガの共有です。

先週登壇していました、PDCA研修で感じたことです。
業務を効果的に回すPDCAサイクルはご存知の方が多いと思います。
(効果的な回し方はまた今度ゆっくりと・・・)

でも、場合によってはPDCAのPから始めない方が良いケースもあったりします。
私は良く「C」から始めています。
敢えてPDCAの言葉を使うなら、

C⇒D⇒C⇒A⇒P⇒D⇒C⇒A

みたいな感じ。
と言うのも、緻密なPを考える時間がない時とか、やってみて考えた方が早い時もあるからです。

例えば採用活動とかはPDCAが効果的だと思っています。
目標設定をし、行動計画を作り、進捗確認の指標を決め、やってみて検証する。これをいかに高速で回すかが重要です。
ただ、キチンとPしておかないと無駄なDになるかもしれない。
勿論CとAで修正はしますが、でも、採用活動は結構な金額を投資しているので、Dのレベルも上げておきたい。
だからしっかりと「P」します。

でも、例えば業務改善とか。
これはやってみて走りながら考える方が良い。
スピード感もそうですし、先に「C」(現状把握と仮説を立てる)をさくっとしてみて、やってみる(「D」)。
で、また検証して修正する。(「C」と「A」)
そこで初めて再プラン。

この方が早いし効果的だと思います。

このサイクルを「OODAループ」と言うそうです。
Observe(観察)⇒Orient(仮説)⇒Decide(意思決定)⇒Act(実行)

実は私は昔コンサル会社にいた時の上司に「森川君はPが弱いな~。」とよく言われていました。
その自覚はあります。すぐにDoしたくなるのです。
当時の私のまずかったのは、Dの後のCも適当だったこと。
いわば、D、D、D、Dなのです。Dしかない。
だから活動のレベルが中々上がりませんでした。
CとAがあれば多分そんなこと上司に言われなかったと思います。

OODAにもPDCAにも共通して言える大事な事。
それは「修正の速さ」なのです。

PDCAもOODAも全く別物なのでどっちがいいとか比較する必要はありません。
でも、大事なことは「修正」なくして「達成」はない、ということです。

 

★Aamazon kindleにて電子書籍出版しました。『ワークもライフも欲張ればいい。』是非ご一読ください。
⇒https://clearkyoto.com/news/326/

★研修の学びを深く定着する『反転学習』の提供スタートしました。
⇒https://peraichi.com/landing_pages/view/flippedclass

★すき間時間に学べる動画コンテンツ「チームマネジメント」リリースしました!
⇒https://www.enfac.co.jp/archives/projects/team-management

★森川の志:
働く人全てが納得感を持って働ける社会を創ること。仕事で結果を出しライフも充実することで人生は豊かになります。
そのためにはまず組織のコアである課長(中間管理職)の皆さんが生き生きと働くことで、その良い影響力を組織全体に広めていきます。
「課長と組織を変える人材開発」。これが私のミッションです。