オーナーシップを持たせるには?
2019.10.06
clear kyotoの森川です。
本日はメルマガの共有です。
先週登壇していた「中堅向けオーナーシップ研修」より。
まあ、中堅社員は当事者意識(オーナーシップ)を持ち、チームの貢献にコミットしよう。という内容なのですが・・・。
勿論参加者は中堅社員。つまり、管理職じゃない人たち。
まあ、勿論そうなのです。中堅にもなれば自分で考え選択し、チームに貢献するために行動しよう。
でも、管理職はメンバーにオーナーシップを持たせることも大事な仕事です。
何もなしにオーナーシップを持つメンバーは「いませんからっっ!!」
いくつか方法もありますが、逆説的に1つ紹介すると、
「数字ばかり言う管理職のもとではオーナーシップは育ちません」と断言できます。
と言うより、私の経験上です。
私は昔某大手経営コンサルティング会社で、中華料理屋のコンサルタントをしていました。
担当している店舗の、店舗経営の指導やオペレーションの改善、人材育成の支援などがメイン業務です。
ただ、勿論そこには「数字」という結果が求められます。
担当店舗の売り上げや利益ですね。
でね。この数字行っていないともう、フルボッコなんです。
「数字は人格」とか言われてました。
数字を動かせないコンサルは不誠実だ。みたいに。
とにかく数字数字数字。人事評価も数字のみ。
そうすると、数字が目的になるのです。
なので、私も自分の仕事の目的は、「顧客店舗の数字を創ること」と言っていました。
だって日々そんなマネジメントを受けているわけですから。
だから自分の数字にはコミットしていましたけど、他の仲間が困っていても見て見ぬふりしていましたし、チーム全体の数字にも正直興味ありませんでした。
「自分は数字いっているから大丈夫」位に思っていました。
でも、ある日役員にいわれたんですよね。それは違うって。
コンサルタントの仕事はその中華料理屋のブランドが愛されるブランドになること。
働いている人もお客様も地域の皆様も全員に愛されるブランドにならないと継続しないよね、と。
だからチーム全体を盛り上げることにも関わってほしいし、仲間の支援もしてほしい。
そういう役割を果たしてほしい、と言われたときに、目から鱗+自分が超恥ずかしくなりました。
当事者意識や主体性の根源って、私は「目的を理解すること」だと思っています。
何故、なんのために、その仕事をしているのか?
これを日々考え、何かを判断する時の基準も目的。
これがぶれると当然行動も変わってきます。
それに気付けるメンバーもいると思いますが、そいうじゃない人が多いと思います。
だからこそ、日々「何故なんのために」を確認してほしいのです。
★森川の志:
働く人全てが納得感を持って働ける社会を創ること。仕事で結果を出しライフも充実することで人生は豊かになります。
そのためにはまず組織のコアである課長(中間管理職)の皆さんが生き生きと働くことで、その良い影響力を組織全体に広めていきます。
「課長と組織を変える人材開発」。これが私のミッションです。
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