Know-How ノウハウ

部下のモチベーションを上げるには その2

2019.08.27

おはようございます。
clear kyotoの森川です。

今日のテーマも部下のモチベーション、です。
前回のメルマガで、部下のモチベーションを上げるには「目標」の伝え方が大事です。というお話をしましした。

その目標をより自分事にし意欲的に取り組みたいと思わなければ「分かりました」と言っても中々前には進みません。
つまり、目標自体への「共感」が重要です。
その共感ポイントはざっくり2つ。

1.「目指すもの自体が社会的に価値があると思うこと」
2.「自分自身の自己成長や自己実現につながっていると思うこと

です。

1.は要注意です。だって、営業部門とかだと数値目標を伝えますよね。
売上とか利益とかシェアとか。
それだけだと、本当に社会の役に立っているのかどうか伝わらないケースが多いです。
「売り上げのために仕事をしている」というのは残念ながらモチベーションにはなりません。
「売ればいいんかいっっ!」となってしまいます。

大事なことは事業の目的をしっかりと理解したうえで、その目的のためにこの目標達成が必要だというストーリーをマネージャー自身が理解し、自分の言葉で伝えることです。

会社はそもそも事業の目的や理念があります。
それって間違いなくお客様にも社会にも役に立つもの。だって、社会の役に立つから事業なのです。
(そうじゃなければブラック企業です)
でも、つい目の前の売り上げとかに意識を取られると、仕事の「意義」が分からなくなります。

逆にそれが分かればそのこと自体がモチベーションになります。

そしてその仕事が自分の成長につながっている、となれば、よりモチベーションは上がります。
仕事ってそもそも一生懸命やっていれば将来間違いなくその経験は役に立ちます。
報酬とかではない。どんなビジネスパーソンになれるのか?
そのイメージをさせてあげることが必要な人もいる、ということです。

私の感覚ですと多くのケースは1.だけで十分だと思います。
ただ、中には自己実現欲の強い部下もいるでしょう。
そんな人には2.も交えて理解してもらうと良いと思います。

勿論前回お伝えしたように、自分の言葉で語ること。
キャリアのある人でしたら質問して相手に応えさせてもよいと思います。

モチベーションは目標達成のための「エンジン」です。
マネージャーが持つことは勿論ですが、メンバー1人1人が高く維持しておかなければ達成は到底無理なのです。
そんな個々にアプローチするマネジメントのスタート地点がこのモチベーション管理、なのです。

★森川の「志」
clearkyoto合同会社では「課長と組織を変える研修」を企画提案しています。
組織のコアである課長のコミュニケーション力が変われば組織風土が変わり業績が変わるのです。
ここに徹底的にこだわり、働く人皆が「納得感」を持って働ける世の中を創っていきます。

研修やコーチングで一人一人の変化から組織を変化する。そんな支援をしています。

★森川のもう一つの「志」
2年前に「一般社団法人日本スケジューリング協会」を設立しました。
「タイムマネジメントの考え方や実践法を日本中に伝えて日本をハッピーにする。」
ワークライフバランスとはワークもライフも欲張ることです。そんな時間の使い方を実践することで人生を豊かにする。
そんな世の中を真剣に創ろうと思っています。
タイムマネジメントに関するセミナーを開催したり、それを一緒に広める仲間(認定講師)の養成を行っています。
日本スケジューリング協会のHPはこちら ⇒ https://sche-jp.com/