【読了】『新世界』
2019.06.15
私は別に西野さんのファンなわけではない。ただ、私の後輩が西野さんのスタッフをやっていて、彼女の動向からいつも西野さんの存在を感じていました。
西野さんを決定的にフォローし始めたのは多分「ハレノヒ」事件。新成人を改めて祝う会の動きに目が離せなかった。(勿論中心にいた私の後輩にも)
彼の言動が気になり始めレターポットもリリース直後にすぐ始めた。
そして気が付いたらオンラインサロンに入っていた。
多分私のこの動きは西野さんが設計した導線に見事にはまったパターンなんだろうな。
彼は常に世の中を真剣に見て、ニーズではなく「きっとこんな世の中がいい」という想いに、彼のエンタメを掛け合わせて新しい作品やサービスをリリースしていく。
その作品やサービスの増幅装置になっているのが彼のオンラインサロン。
今では2万5千人の住人を抱えているが、常にそこに西野さんは問いかけ、反応を見ながらどうするかを考えている。
サロンの住人たちはそのプロセスを共有することに価値を見出しているし、何よりも当事者として動けることを心から喜んでいる。
なんていうか、与えられるだけの存在ではなく、西野さんとサロンの住人がお互いにGiveし合える関係性だからこそ成立している。
そこにはシンプルな誠実さと真摯さがあり、信頼によって人が動き新しいものが作り出されていく。
関係の質を常に重視する姿勢は、本来であれば原則論。(ダニエルキムの成功の循環)
そこに金儲けとかが入ると一気に生臭くなり関係の質は落ちていく。
西野さんは日々サロンの住人に質の高い言葉を投げているからこそ、そこに誠実さや真摯さを感じ取った住人たちが惜しみなく時間や価値をGiveしていく。
そんな暖かい世界を作りたかったのだろうか?それはちょっと分かりません。
本書を読んで私自身が何をすべきなのかはまだ明確には分かっていません。
でも、自分が動くことでしか環境は変わらないし世の中も変わらない。
もしかしたら変わらないかもしれないけど、それは「変わらなった」ということが発見できた、ということ。
バチクソ考えて動いてみる。
まだ45歳。
大丈夫。いけるよ。