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【読了】『現代語訳戦国時代』

2024.06.05

予想をはるかに超える面白さ。冗談抜きで一気読みでした。

でも、よくよく考えてみれば戦国時代って本当にドラマティックなんです。

戦国武将や大名たちが、己を賭けて、領地を賭けて、一族を活かすために、常に頭と心をフル回転しながら生き抜いている時代。

そりゃあドロドロしているし、ドラマティックな展開が起きるに決まっている。

だって、皆本気だから。

一見保身に見える人も、その奥底にはいろいろな思いがあってその判断をしている訳です。

その思いの部分にフォーカスが当たっているので、とにかく面白い。

勿論合理的な判断の元なされる行為もありますが、なんていうか、結構軽いものもあったりする。

子どもを人質に活かせたり、簡単に裏切ったり、でも、その後で元さやに戻ったり。

でも、それぞれにはきちんと意味がある、ということを面白おかしく書いてくれている。

歴史が嫌いな人は絶対に読んだ方がいいです。

 

歴史って史実ではあるんですけど、結構推測の部分もある。

解き明かされていないものも沢山あるけど、そこを想像するのが楽しいんだなとも思います。