【読了】『医師のつくった「頭のよさ」のテスト』
2024.01.02
簡単に言うと、人には得意不得意があるから、まずはそれを理解しよう、ということ。
つまり、自己理解。
その上で、何を伸ばすか。何を埋めるかを考えよう。というテーマです。
よくあるテーマでもありますが、色々と医学的な根拠が提示されているので、納得感は高い。
あと、本書の一貫したメッセージは2つ。
1つ目は、私達の能力は子供のころからどう生きてきたか?何に触れてきたか?どんな環境だったかで決まってくる。
2つ目は、とはいえ、大人になってからも開発は可能だ。
ということ。
私は、私達の能力や性格は後天的な物。つまり、後付けのものだと思っているので、「生まれつきできない」とか、「こういう性格だからできない」という発言は基本的に受け付けません。
だって、仕事は別に自分の能力に合わせて振られているわけじゃないし、適材適所なんてありえません。
期待されている役割や結果を果たすためにどうするかを考えるしかなくて、それができなければ自分の居場所はなくなると思っています。
(勿論そのために上司も全力でサポートしないといけません)
不得意な事がすぐに得意にはなりません。でも、不得意なりにも出来るようになるし、嫌いだけで出来るようにはなる。
そういった意味での指南にもなっているかな、とも感じました。
あともう一つ面白いのは、頭の良さは別に勉学だけで積みあがっているのではなく、運動や社会生活など様々な経験から積みあがっている、ということ。
勿論好き嫌いはあるけど、色々な事にトライすることは大事だし、京大のアメフト部が強いのもなんとなく理解もできたりします。
うん。なんでこの本読んだんでしょうね。