『緩められる大人のメルマガ』
“よく働きよく生きる緩め方”をお伝えしている、森川です。

初志貫徹、という言葉があります。
とてもパワフルだなと思う一方で、時と場合によって柔軟に変化していくことも大事だと思っています。
そう。どっちやねん、みたいな感じ。
イチローさんは「初心に帰る」という言葉に関しても「初心をさすれないことは大事だけど、初心でプレーしてはいけない。成長した自分が今あるのだから」みたいなことを言われています。
「想いは手法の上流にあり」という言葉が大好きなモリカワですが、そのための手法は勿論、目標も時と場合によっては変えていく事が必要だとも思っています。

というのも、初心とか初志とかはかなりパワフルに作用するからです。良い意味でも悪い意味でも。

昨日急にぽかっと時間が空いたので、ロードバイクでライドに行っていました。
というか、前の日から時間が出来ることも分かっていたので、寝る時に「どこ走ろうかな」とか考えていたんです。
いうなれば遠足の前日、みたいな感じでした。

でも、いざ走り出したら風もあって結構きつい。
久しぶりだからスピードも乗らない。
そう。調子があまりよろしくないんです。

そうなると何が起こるか。
楽な方に行こうとする理由ができちゃうんです。

・とはいえ、リハビリライドだから距離抑えようかな・・・。
・あのコースは坂がきついからやめておこう・・・。
・というよりも12時までに家に戻りたいから、あっちのコースに変えようかな・・・。

みたいな感じです。
頭ではいくらでも楽する理由はつけられるし、正当化も出来ちゃいます。

などと考えながら10キロほど走り、運命の分かれ道。（どっちに行くかでコースが変わる）
最終的な選択の理由は「初志貫徹」でした。
「いや。もともとあのコース走るって決めてたやん。一択やで。」
と思い、結局当初の予定通りのコースを走りました。

私の場合、楽する理由に屈してしまうと、その後の自己効力感が下がることを知っています。（私は、です）
でも、一方で心の声を聴き、それを大事にする、ということも知っています。
なんていくか、目的的じゃないんです。既に。
意地と心の狭間にある葛藤、みたいな感じ。
結局最終的な選択の理由は、「どっちが後悔しないか」なんですね。

今回みたいなケースは大体私は初志を貫きます。じゃないと後悔するから。
でも、別のシーンではそうでもないかもしれません。

でも、昨日ライド中に感じていたのは、初志ってやっぱりパワフルだな、ということと、こっちのコースにしてよかった。めっさ気持ちいいやん。という満足感。
そう考えると、後悔しない方、という選択の仕方はあながち間違いではないのかもしれませんね。

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