【読了】日本人の死生観
2023.10.14
最近めっきり読書欲が湧かなかったのですが、何となく気になったキーワードが「死生観」。
でもよくよく考えてみると、死生観を説明しろと言われても上手く説明できる自信がないくらい、自分が疎いことに気づいたので、早速購入。
別に今死にたいとか、生きる意欲がないとかそんなんじゃないんです。
ただ、私は自分の命はいつか尽きることを知っているし、だからこそ、生き方と死に方を自分の意思で選択したい。(できるだけ)と思っています。
また、今年50歳になった事もあって、何となく命の終わりが近づいていることも頭のどこかにあるのかもしれません。
本書では主に死後の世界について書かれています。
そしてそのベースは仏教の教え。
つまり、仏教の中で死とはなんなのか?
死んだ後ハッピーになるにはどうしたらいいのか?
お経を読むとか念仏を唱えるなどは、生前に色々やらかしてしまった人も地獄に落ちないために、見送る日人たちがお経をよんだりするらしい。
という宗教的な儀式の意味や意義について詳しく書いてくれています。
そしてそこからお葬式の意味やお墓の意味を歴史や調査などから語ってくれています。
なんですけどね・・・。
ちょっと私が期待していたないようとどんどんズレてきてしまい、読むのがきつくなってきました。
ただ、前述の葬式や念仏だけでなく、この世界と死後の世界は繋がっていて、それぞれをどう生きるのか?のためにお経や念仏、葬式やお墓などがあるらしい。ということは理解できました。
そもそも宗教と風俗は非常に密接であり、かつ、私の見方だと宗教観は風俗によっていいように変化している。
結局は生きている人たちのための物であり、ものの見方や捉え方を整えるための方向性を指し示しているのが宗教なのかもな、と感じました。