Know-How ノウハウ

心理的安全性って言うけど・・・?_363

2023.08.29

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先週心理的安全性について研修の中で触れる機会があったのですが、その時にふと思ったことを共有します。
なんだかこの言葉の意味が拡大解釈されて広まっているように感じます。

安心安全な職場づくり。

そこに対しては勿論異論はありません。
ただ、拡大解釈してしまうと、怒られない職場とか、下手するとぬるま湯な職場とか、好きなことできる職場とか、そんな労働者側に都合の良い解釈をしている人が少なくないな、と。
そしてそれが結構広まっているので、今度は管理職側が「げげげ。もう、何も言えない・・・。」みたいな構図を見かけます。

これは大きな間違いです。

心理的安全性が担保された職場とは、一言で言うと、
『自由闊達に意見を言い合える職場』です。
つまり、異論反論してもそのこと自体を否定されない職場、とも言えます。

というと、
「森川さん、それならうちの職場はできていますよ。」という人もまあまあいますが、本当に??
危険な職場にありがちなキーワード例。
・そんなんあかんに決まってるやろ。考えてからもの言え!
・現実的な話をしてくれよ!
・いいからやって!やってからもの言って。
・何か言いたいことがあるなら、結果をだしてからな。
・部下を上手く使うには・・・。

等々。全部過去森川が言われたことあるキーワードです。
何が言いたいかというと、上司側のモノの言い方で結果ものが言えなくなる空気ができている、という事です。
会議とか正にそうですよね。
何か発言すると、「何を言っているんだ君は。自分の立場をわきまえて物を言いなさい。」とかね。

勘違いして欲しくないのは、勿論部下の意見の中にはポンコツなものも沢山含まれています。
ポンコツなものを肯定して欲しいわけではないんです。
意見を言う事はOK!
でも、それはちとずれてるんね。
という事なんです。

意見を発言する機会を奪わない。
というか、もっと自由に意見を言える環境をつくること。それが心理的安全性なんです。

そのために上司側がした方がいいことは、
1.一旦受け止める。受け止める、とうのは肯定も否定もしないで、「お、君はそう思ったんだね。」という事です。
2.常にワイルドな意見を歓迎すること。
3.部下と一緒にその意見を膨らませていく事。
4.上司が持っている意見だけが正解じゃない。というスタンス。
5.一緒に考え一緒に動く事。

なんていうか、上司と部下の「仲間感」がある職場って、心理的安全性が担保されているな、と思います。
仲間感がない職場というのは、指示する人と、それを受ける人。という切り分けがされている感じ。

私は上司と部下は仲間だと思っています。
自分が部下の時は上司とどう協力するかを考えるし、二人で考えた方がもっと言い物出るって思っていたので、上司との対話の時間は大事でした。でも多分私の上司も同じ気持ちだったのだと思います。
だから私は指示を待つよりも自分で考えるし、意見も言うし、でも上司の意見の方が良かったらあっさりそっちに乗り換えてました。
そして私の上司は私が良い仕事をするために必要な支援はしてくれる人でした。
だから仕事が楽しかったんでしょうね。

安心とか安全という言葉にミスリードされそうになりますが、心理的安全性ってそういう事なんです。
だって組織は皆で協力して良い仕事をして、お客さんや周りや世間に役に立ち続ける事が大事だから、です。

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