【読了】『ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと』
2023.08.24
帯に「5分後に感涙」とありますが、5分持ちませんでした。
感動、というよりも心の中の大事なものを揺さぶられる、そんな感覚です。
ご存知のディズニーランド。そこの夜間清掃をしていた人の話。勿論実話。
彼はアメリカのディズニーに行って感動し、帰国後仕事を止め、東京ディズニーランドの募集に応募するも、3回不採用。
就職浪人しながら4回目に採用となりましたが、その職場は夜間掃除の担当でした。
華やかな世界でキャストとしてお客様を喜ばせている。そんな姿を想像していたのに、夜間の掃除?お客様いないやんっっ!!そら、落胆もします。
でも、そうじの神様の薫陶を受け、かれは仕事の目的ややりがいを見出していく。
自分の仕事がどこに繋がっているのか?
でも、ただ単につながっている先だけではなく、その先も想像し、さらには、それがどんなハッピーな世界に繋がっているのか?を本当に心のそこから腹落ちした時に、ナイトカストーディアル仕事は天職となったのです。
そしてその彼が影響力を発揮し周りをハッピーにしていく。
まあ、よくある話かもしれませんが、なんて言うんでしょうね。
そうじの仕事も含め、家族への対応も含め、全てディズニーの夢の国の中での出来事にしているのが感動なんです。
夢を与える。真なるカスタマーファースト。そこに遠慮を入れない。
でも、これって真心がないと出来ないんだと思います。
そして多分私が感涙したのは、自分が忘れかけている真心を思い出させ、揺さぶられたからなのでしょう。
超短い本。30分もあれば読み終わります。でも、泣きます。