Know-How ノウハウ

【読了】『プラチナタウン』

2022.12.23

日本を代表する総合商社四井の事業部長山崎が主人公。(三井のすずちゃんではない)

順風満帆な人生を送っているが、ホンの些細な躓きで、社内での出世コースから完全に外れそう。

という時に生まれ故郷の東北の町から同級生がやってきて、町長になって欲しいとの打診が。

その町はなんと夫妻150億。完全に破綻しかけ。

勿論そんな泥船に乗るつもりはなかったけど、色々考えて受けることに。

負債返済の目途が立つところまで話は言っていないけど、町の再建、という意味では、高齢者施設をつくることで雇用活性と経済の活性を生み出すところまではいく。

実際のモデルケースにもなりそうな話だが、前職の四井と組みこのプロジェクトを始動させる。

話としては爽快な話。目標に向かって人を巻き込み突き進む姿は商社マンっぽい。

男性ならこういう生き方にあこがれなくもない。サラリーマン金太郎を見ている感じ。

でも、正直リアリティに少し欠ける。何故か?上手くいきすぎ。調整ごとが特にうまい。

でも、実際そんなことないやろ~、とか少し斜めから見てしまう。山崎の能力が高すぎるのか?

でも、ビジネスモデルは結構勉強になります。

単に箱モノをつくるのではなく、魅力的なハード。魅力的なソフト。そして入居者が資金を作るための仕掛け作り。流れを止めるモノを排除し、三方良しを実現する為に何が必要なのか?

そして周りを納得させるだけのワクワク感を大事にするところとかは見習いたい。