Know-How ノウハウ

粘ってますか?_250

2022.10.14

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

本日は少しモリカワの反省をまじえながら大切なことをお伝えします。
結論から先にお伝えしないので、オチは気長にお待ちください。

先日ある会社の若手向けの研修に登壇していました。
若手と言っても社会人2年目。
勿論若くて意気が良くてぴちぴちしていました。

でも、一方でだれている所も散見されました。
2日間研修の2日目ということもあったので、若干慣れてきたところもあったのでしょう。
挨拶とかは自分から元気にしてくるのでOKなんです。
ただ、例えば、
・物を受け取る時に片手で受け取る。
・座り姿勢の乱れ。(だらしなかったり、脚くんだり)
・たまに頬杖。
・スマホを触りだす。
等々。でも、一番私が気になったのは、
「真剣さが感じられない」ということ。
勿論全員ではなく一部の参加者です。
例えば、グループでディスカッションしている時に、適当に終わらせて雑談しているとか、スマホ触り始めるとか。
ここで実はかなりイラっとしました。人間ですから。
何のためにディスカッションの時間があるのか?共有タイムがあるのか??

勿論声を荒げたり人格否定するようなことはしていません。
でも、かなり厳しく指摘しました。
森川:「皆さんの様子を見ていて感じたことを伝えますね。はっきり言って真剣さが少しも感じられません。何のために個人ワークした後に周りと共有するんだと思う?」
ある参加者:「周りの意見を聴くためです。」
「そうだよね。周りの人と感じ方も考え方も違うから、それを共有してより深く学ぼう。そういう時間です。でも、実際どう?私の目にはすぐに雑談し始めた人が非常に多く見えました。スマホ触っていた人もいたよね?会社が何のためにこの2日間研修を準備したか理解している?そもそもこの時間も仕事の時間だよね?仕事に手を抜く人には仕事任せないよ。だって適当にやられたらいやだから。
皆さんが今していることは、自分は適当にやってます、というアピールです。どう?」
一同:「シーン・・・。」

この後、勿論皆一気に真剣になりました。
そして変化したことははっきりと「変わったね」と伝え続けています。
と同時に、それでもおかしなところがあれば、それも伝え続けています。

でも、この1日で彼らは本当に大きく変化しました。基本行動などの態度面は見違えるほどです。
額面通り参加者の言葉を受け取ると、とにかく「できている事と出来ていないことをはっきりと伝えてもらってよかった」という意見が本当に多かったです。

何が言いたいか?
上司側も粘りが必要なんだな、と改めて感じました。
私は2日間の研修の中での指導役ですからこの2日間で何らかの行動変容を促すことが役割です。
2日間は短い。だからこそ、率直に伝えるしかなりエネルギーをぶつけています。
でも実際の職場では2日間の付き合いじゃない。
継続的に見れるというメリットはありますが、逆に行くとずっと見続ける必要がある、とも言えます。
そして何より部下に関心を持ち続け関わり続けるのは結構パワーが必要です。

それも愛情です、なんて言葉で片付ける気は在りません。
だって上司も人間だから。
正直部下と合う合わないもあるでしょう。
勿論私もいきなり出会った参加者に愛があるかと言えば、ありません。(芽生えることは良くあります!)

役割なんです。
上司は部下を育成する役割がある。それを果たすだけなんです。

そして、一つだけ大事な事。
それは、
「彼らはきっと変わる」
と信じ続ける事です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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