Know-How ノウハウ

それも要トレーニング_236

2022.08.19

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

トレーニングというと、どうしてもフィジカルのトレーニングがイメージされやすいですが、ビジネスパーソンにとって、所謂「仕事力」のトレーニングも必要です。
勿論それは研修で実践するケースもありますが、基本的には業務の中でトレーニングすることがメインです。

ん?
ということは・・・?

そうです。
上司は部下のトレーニングを「意図的に、計画的に、継続的に」しないといけないってことですよね。
だって、トレーニングしないで身につくわけありませんから。

社会人基礎力の中で、組織が働く人に一番求められているのが「主体性」です。
ということは、その主体性もトレーニングしないといけないんですよね。上司は。

主体性って色々な定義がありますが、「7つの習慣」マニアの森川的には、「自分で選択し決めて行動すること」だと思っています。まさしく第1の習慣!

先日、「びりぎゃる」のモデルになっていた伊藤さやかさんのオンラインセミナーに参加しました。
そのセミナーの中でも「自分で決める」トレーニングをしないといけないよね、と何度も言われていました。

伊藤さんは高校時代偏差値が30くらいしかなかったそうで、でも、そこから一念発起して慶應義塾大学に合格しました。
(詳しくは書籍や映画みてください!)
でも、実際本人的には「なんとかなるわ」って思っていたらしい。そしてきつい受験勉強もあまりくじゃなかったそうです。
何故か?
自分で決めているから、なんですね。
自分で決めているから納得感が高い。自己肯定感も高い。
そんな状態で臨んでいるからあまりネガティブな気持ちは湧き起らなかったそうです。

さやかさんの弟さん。映画にも出てきますが、子供のころから野球をされていて、野球大好きなお父さんにみっちり仕込まれたそうです。
ジュニア、シニア、高校野球と野球エリートの道を歩み続けていましたが、高校1年生(?)の時に気持ちがぽっきり折れてしまいました。
そして結果、泣きながらお父さんに「野球やめさせてください」と懇願しました。
勿論野球は好きだったのだと思います。
でも彼は自分で決めていないんです。お父さんがすべて決めていた。
そこに疑問を挟まずに続けた結果、気持ちと現実に乖離が生まれてしまったわけです。

今はすっかり元気になって結婚もされ素敵な人生を歩んでいるそうですが、実は高校時代からしばらく鬱屈した時間を過ごしていたそうです。
何をしていいかわからない・・・。そんな相談をさやかさんに何度もされていました。

彼は小中高と自分で決めることなく歩いてきてしまった。つまり、決めることのトレーニングをしていなかった。
だから「決める」ということができない。
自己肯定感が上がらない。納得感も上がらない・・・。

つまり、主体性とは別に生まれ持った人格ではない、ということです。
スキルなんです。
スキルは後付けできるし、後付けしないといけないものでもあります。

主体性が高い部下が欲しいなら仕事の中でトレーニングをしないといけない。
つまり「決める」ということを部下にさせないといけない、ということです。

と、ふとここまで書いてみて自分はどうなん?と思い返してみました。
何を隠そう森川の父親もかなり強権。高校進学なんて小学校1年生の時から「熊谷高校しかないで」と言われてきました。
文武両道は当たり前。
勉強も運動も一番になれ!と言われ続けていました。(ちなみに一番になってません)

で、親の言う通り熊谷高校に進学。
ここが僕の転機でした。
熊高は校則が全くなくて、生徒が自治をしている高校なんです。
勉強するのも自由。遊ぶのも自由。
お酒、たばこ、麻雀、パチンコも黙認でした。(と、思ってました。実際は違うかも)
自由には責任が伴います。
僕は自由を3年間きっちりと謳歌して(しすぎて)見事に大学受験に現役の時に失敗しました。(というか惨敗です)
いろいろな思い出がありますが、一番は文化祭実行委員になったことです。
1年と2年の時にやったのですが、2年の時は副会長になり、広報全般を取り仕切っていました。
「2日間で1万人集客する」という目標をたて、そのための予算組をし、活動計画をたて、埼玉の南部の駅までチラシ配りにいき、すべての女子高の文化祭実行委員に会いに行き広報してました。(男子校だったので)
結果2日間で1万人を超えるお客さん(女子高生)に来てもらうことができました。
自分で決める。その原体験はまさにここだったと思います。

人事の仕事をしている時の上司も素敵な人でした。
人事経験が浅い森川に採用や教育に関して完全にお任せだったんです。
それが僕も嬉しくて一所懸命考え行動し、結果を出すことができました。

そう考えると、決める、とい経験を様々なところですることができ、それが今の自分を作っていると思います。

ちょっと長くなりました。
言いたかったのは、決めることもトレーニングが必要だよ、ということ。
それを上司は意図的に部下にさせないと主体性の高い部下は育たない、ということです。

勿論本人の問題もあるでしょう。
でも、きびしい言い方かもしれませんが、部下が育たない。結果を出せないのはすべて上司の責任です。
育成、やりきってますか?やりきったと言えますか?

そのやりきる支援が僕の仕事です。
僕もやりきる支援、やり切ります!

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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