Know-How ノウハウ

組織が求める人材要件、言語化できてます?_232

2022.07.29

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先週今週と登壇機会が多い「採用面接官研修」。
研修も実施していますが、その事前打ち合わせで気になったことを共有します。
ちょっと出来ていない事を書きますが、上からマウントを取りたいわけではありません。でも、非常に大事なことをお伝えします。

タイトルにも入れましたが、人材要件が固まっていない企業が非常に多いです。
「いや、あるよ。」という企業も多いでしょう。
でも、ここでお伝えしたいのは、そもそも人材要件って何か?の定義がずれているケースが多い、という事です。
よく見かける人材要件のキーワードを並べると、「主体性、行動力、コミュニケーション力、課題解決力、巻き込み力、論理的思考、地頭、基礎要件(?)、素直さ」等々。
別にこのキーワードを否定する気は毛頭ありません。
こんな人、なんかいい感じですよね。

でもね。

なんかいい感じの人でいいんですか?

そもそも採用活動とは「自社の仕事で結果を出すための行動特性を持っている人を採用すること」が目的です。
ここが重要。
いい人を採用したいのではないのです。
成果を出せる行動特性を持っている人を採用するんです。
だって、成果をだす可能性が高い人が欲しいですよね?
勿論新卒の場合は仕事してませんから、学生時代の経験の中でその特性を見つける。
その再現性があればOKなわけです。

まずここがずれているケースが非常に多い。
現場の意見を聴いて、なんかよさげな要件を並べてしまっている。

そしてもう一つ大事な事。
結果をだすための行動特性があるかどうかを確認するのが面接です。
となると、そもそも結果を出す行動特性って何なの?を言語化していないと、判断できないですよね?
ここが欠落しているケースも非常に多いです。

手前味噌ですが、昨年来採用面接官研修を実施していただいているお客様については事前打ち合わせの段階からこの2点をゴリゴリ詰めたうえで研修を実施しています。
結果、非常に効果的な選考ができたと喜んでいましたし、何より面接官が楽になりますよね。判断するものが明確になると。

そして最後にもう一つ。
結果を出す人材要件を育成するのが教育研修であり、OJTなんです。
そしてその評価をするのが人事評価。

つまり、採用⇒教育⇒評価は一貫して同じメッセージが流れている。
というか、同じメッセージが流れていないとおかしい、ということになります。

以上の点を明確に言語化しておかないと、結局面接官の主観100%の採用になってしまいますし、何となく見栄えの良い人を採用することになってしまします。

是非一度見直してみてください。
言語化のお手伝いは喜んで承ります!

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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