Know-How ノウハウ

止めることを決めること_198

2022.03.04

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先週は何故かタイムマネジメントウイーク。
企業研修でタイムマネジメント研修2本。さらに、理事をしている日本スケジューリング協会のナビゲーター養成講座(講師養成講座です)で講座一本と時間管理について扱うことが多い週でした。

というわけで、本日は「管理職だからこそしなければいけないタイムマネジメント」についてお伝えします。
基本は一緒なんです。
時間の有効活用のカギは、
1.タスクブレイクダウン
2.スケジューリング
3.優先順位
の3点です。
そして管理職はこれを、自身の仕事だけでなく、チーム全体の仕事についても考えて実行しなければいけない。
この中で特に重要なことは「優先順位」です。
優先順位のつけ方についてはこのメルマガの中でも再三取り扱っているので触れません。(緊急性重要性マトリクス)
重要な事を優先しよう、という話。
でも、実は私は管理職時代もう一つ大事にしていたことがありました。
それは、
「しないことを決める」こと。
もっと言えば「止める事」です。

何故なら、部下は中々「この仕事必要ありますか?」って言えないですよね。
でも、仕事が減らないと他の仕事に悪影響を与えるし、とにかく帰れなくなる。
だから、上司側が「しなくてもいいこと」を決める事が、チームの生産性向上には欠かせません。

製造現場の業務改善のポイントで「ムリ・ムダ・ムラ」を省きましょう、とよく言います。
事務部門で真っ先に着目したいのが「ムダ」な仕事。
沢山の無駄が潜んでいます。
例えば、
・やり取りのムダ(ハンコリレー)
・書類のムダ(何のための書類?)
・資料作成のムダ(自分で探しなはれ)
・会議のムダ⇒参加者のムダ、書類のムダ、時間のムダ、場所のムダ、など
・記入欄のムダ⇒その記入項目必要??
・規則のムダ
・罰則のムダ

言い始めたらきりがありません。
勿論、緊急性重要性マトリクスで第4領域に入ってくる仕事もムダな仕事の一つです。
いつもやっているから。昔からこうだから。なんかわからないけどこうなっている。
そんな仕事は是非「なんで?」と疑問符を付け、やめられないかを考えてみましう。

そもそも生産性を向上させ、早く帰ってワークライフバランスを、なんて実現しようと思ったら、そもそもの仕事のボリュームを減らさない限り無理です。
私は課長時代チーム全員の生産性向上+早帰りによるリア充を実現する為、必要ない仕事はどんどんやめていました。
でも、それを決断できるのは管理職だけなんです。

でも、仕事が減ると気持ちいいのでお勧めです。
※ただ、乱暴にやめようとすると角が立つ可能性もあるので、関係者への根回しはちゃんとしましょう。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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