Know-How ノウハウ

論理性よりも感情_192

2022.02.10

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先週ある企業でクリティカルシンキングの研修に登壇していました。
クリティカルシンキングとは、物事に疑問を持ち、考え直し、新たに論理だてる事。
まあ、平べったく言うと、物事や情報を鵜呑みにすのではなく、「ほんまかな?」と疑問を持ち、新しい方法を考えることです。
組織で働いていると様々なバイアスがかかって、ゼロベースで考えることができなくなったりします。
上司の言う事だから間違いない。
トップが言うから間違いない。(そうしなきゃいけない)
ニュースで言っていたから間違いない。
ずっとこれでうまくやっている。

他にもいろいろありますが、それらに「ほんま?」を突き付け、考え直すことが大事です。
じゃないと、所謂思考停止人間になってしまうから。

流れとしては新しく考えた方法とか物事に根拠を付けて、論理的に伝え、納得してもらう。という流れ。

なんですけど、この論理性が曲者なんです。

勿論物事を伝える時には論理性が大事です。筋道が通っているかどうか?根拠は客観的かどうか?
じゃないと伝わらない。
でも、その時にもう一つ知っておかないといけない事。
それは、「人間は感情で動く」ということ。
つまり、論理的に伝えても、感情的に「No」なら「No」なんです。(アンケートでもここへの気付きが一番多かった)

物事に疑問を挟む時って、大体対立軸に誰かがいます。
業務フローを変えるなら、今までのフローでやってきた人。もしくは、今までのフローを確立した人。
その人に対して論理だてて新しいフローを提案しても伝わらない。
その人からすると、自分のやり方を否定された、と受け止められる可能性が高いのです。
そこに配慮をしないといけない。
じゃないと伝わらない。

おススメは、何かを提案する前に「どう思います?」って先に聴く。
業務フローの件であれば、
「今のフローだとこの辺で少し時間がかかっているように僕は感じているんですけど、どう思われますか?」と先に聴いてしまう。しかも「Iメッセージ」で聴く。
そうするとそこで話し合いがもたれ、スムーズに変更案を伝えることができるようになります。

そのワンクッションなしに「こんな風に変えます」だと角しかたたない。

正論は大事です。
べき論も大事です。
勿論改善も大事。

でも、仕事はあくまでも人間の生業です。
その感情を受け止める。このワンクッションで一気にモノが伝わりやすくなるのです。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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