美容サロンを多角化経営されている方の自叙伝的な本書。

経営には山あり谷ありですが、それを人材育成、とう切り口でどんなことがあったのかを書かれているので臨場感はある。でも、ちょっと理想論すぎるようにも感じる。

なんか、きれいすぎるんですよね、エピソードが。

まあ、そこは好みの問題ということで。

でも、後半にある、経営方針の重要性は是非一読いただきたい。特に中間管理職の人に。

経営方針をメンバーにどう落とし込むかで仕事のクオリティが変わってくる。

方針だけではなく目標もしかり。

だから、手を変え品を変え、繰り返し言い続けることが大事なのだが、これをしていない管理職は意外と多い。むしろ、管理職にとっても方針や目標がお題目になっている。

そりゃあ、達成できるわけない。

結局はそこにどれだけコミットしているのか、ということ。

目の前の仕事は勿論大事だけど、なんのために仕事をしているのか？何を目指しているのか？これがクリアになっていなければ仕事はつまらないものになってしまう。

チーム全体で仕事を楽しむためにも是非方針や目標は自分の言葉で語れるくらい、毎日言い続けてほしい。