【読了】『教養としての投資』
2021.02.16
投資のイロハ、と言うよりも、投資に対する哲学が書かれている。
本書で繰り返し言われているのが、投資と投機の違い。
投機は安く買って高く売り、利ザヤをとる。
投資は事業そのものに投資し、育てる気持ちで保有する。
そして長期的な視点が何故大切なのかをコンコンと説かれている。
まあ、投資に対する考え方は色々あってよいと思いますが、私が感じたのは、よく投資をして不労所得を得たい、という人がいる。
でも、買った売ったを繰り返し利ザヤをとるやり方だと、結局1日中画面のまでチャートとにらめっこしないといけない。
つまり、働いていないことないよね、ということ。
保有期間が短いほど複利の効果も薄い。
そして何よりもそんな筋を見る目は私には一切ないから、絶対無理、ということ。
バフェットの教えをベースに本書は書かれている。
買うかどうかの視点がいくつか紹介されているが、シンプルに強い事業かどうか。
応援したいかどうかではない。
強いとは、だが、「シェアが高く、そのシェアが他者に削られにくい優位性をもっていること」ともいえる。(もっと色々書いているけど、シンプルにするとそんな感じ)
そして何よりも、売るつもりの株は買わない、ということ。
最低でも5年は保有し、事業と株が育つのを楽しむ視点が必要そう。
正直私は投資にはあまり興味なかったのだが、資産形成の一つとしては避けられないと思っていたし、勉強になりました。
5年以上持つ、という点は私に性格にも合いそう。