Know-How ノウハウ

どうにもこうにも手が動かない時は?

2019.09.23

やってみたら良いと分かっている事。

てか、仕事なのでやるべきこと。

やってみたらいいやん?みたいなこと。

 

頭では分かっている。正論。やるべき。一歩を出せよ。

分かっている。

でも、その一歩がどうにも出ないことってあると思います。

 

私が支援している会社の採用担当者がまさにその状態に陥っていました。

テーマは、3回生向けのインターンシップ。

彼は今年の1月に人事にキャリアチェンジしたばかり。

なので、経験値が不足しています。

そんな状況で3回生向けのインターンシップを企画し運営する。

そりゃあ、大変なことです。

 

勿論その支援のために私がいるわけなので、タスクの細分化やスケジューリングなどを一緒に進めるわけなのですが、途中で動きが止まってしまう。期限を決めたタスクが終わっていない。

そんなことが繰り返されていました。

そして彼自身もその状況を十分理解しているので、自分を責めるんですよね。

「なんで俺はやらないんだ。。。」

 

大事なことは、人間は感情で生きている生物だということ。

 

つまり、正論や理屈では分かっていても気持ちがついてこなければ動かない。そんな生き物なのです。

その状態に陥っている人に対して

「そんなんやるだけやろ。やってから考えろ」と言っても無駄ムダ無駄ムダ無駄、なのです。

 

上司である管理職に必要なことは、コーチングマインド。

勿論プロコーチ並みのコーチングが必要ではありません。

気持ちを受け止めよう。そんな気持ちをまず持つことです。

そして彼の動きを邪魔しているものを丁寧に聴いていく事。

これをしないと前には進みません。

彼の場合は、とにかく不安。

その不安の中身を丁寧に聴き、不安なことと不安じゃないことを分けていく事で大分安心感が増したようでした。

 

仕事だからやれよ、ってどうしても言いたくなる。

でも人間そんなに単純ではありません。

 

常に相手の感情にフォーカスを当てること。

それだけでもマネジメントの効果性は向上するのです。