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自分事にしよう_455

2024.08.09

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

本日はちょっとキャリアに関するお話を。

先日ある地方自治体の採用支援のお仕事をしていました。(市役所です)
簡単に言うと、その組織の採用面接をする、というものです。
限られた時間の中で応募者のことを理解しよう、というのが面接なのですが、その時に感じたことをお伝えします。

一言で言うと、「こういう組織だから入りたいです」という人が多すぎるけど、それはまずいよね、という話しです。
民間企業でしたら、例えば「御社は最先端の事業をされているからそこに魅力をかんじて志望しました。」とか、「御社の女性活躍への取り組みに共感したので志望しました。」とか、「御社の環境への配慮に共感したので志望しました。」みたいな。
市役所さんですと、「〇〇市様は今後高速道路の開通などがありさらなっる発展が見込めるため志望しました。」とか、「先日〇〇市様の職員さんと接する機会があり、その時の温かい対応が心に染みて志望しました。」とかです。

何がまずいか。
自分が主語になっていない。
もっと言えば、相手に依存しているんです。
こんな志望動機のまま入社したらどうなるか?

「思っていたんと違った~~っっ!」

つまり、自分のキャリアを人のせいにしてしまう。
他責なんです。

でも、よくよく考えてみてください。
選考の限られた時間でその組織のことを理解するなんて無理なんです。
でも、その中で意思決定をする。これが就職です。
なので、意思決定する時は自分事にしないといけない。
だって、自分の人生の経営者は自分だからです。

会社を経営していると外部要因の影響は色々受けます。
世間は残念ながら理不尽なんです。コントロールできないことばかりです。
だからこそ、何があっても自分にベクトルを向けないと全部他責になってしまう。
〇〇のせいでうちの事業がうまく行っていない、なんて嘆いても意味がない。
そのなかで自分はどうするかを意思決定するのが経営です。

つまり、人生の意思決定をするときも、自分はどうするの?と自分にベクトルを向ける必要があるんです。
だって、周りのせいにしてもなにも変わらないから。

じゃあ、就職の時はどうすべきか?
勿論事業内容やどんな会社かを理解することは大事です。
でも、それを志望動機にしてはいけない。他人ごとだから。

自分の〇〇という強みが御社の仕事の中でどのように発揮され、どのような価値を生み出したいのか?
を伝えないといけない。
だって、自分を売り込みたいんですよね?
自分の強みがなにで、どのような価値を生み出せるのか?どんな価値を生み出していきたいのか?を伝えるのが面接の場なんです。

と、ここまで書いていて、これって営業活動も一緒だな、と感じました。
勿論お客様のニーズは大事です。それに応えることが価値の前提であることは間違いありません。
ただ、ここで注意しないといけないことは、「御社の要望になんでも応えていきます」と言ってしまうこと。
これ、結局依存しているだけなんです。

相手のニーズには応えますが、どんな形で応えていくのか?超えていくのかが大事ですし、もっと言えば、自分の会社が、自分が何をして価値を生み出すのか?その意思が伝わらなければ相手から良い返事はもらえません。
だって、意思が大事だし、意思がない人とは働きたくないから、です。
相手からしてみたら、この人は何者で何をしてくれる人なのか?が分からないとパートナーにはなれない。

結局は意思あるところに道は開ける、ということなんだと思います。

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
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