NEWS ニュース

ハラスメント撲滅というよりも・・・_451

2024.07.26

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

先日ある公的組織さんでハラスメント防止の研修、というか、講演のようなものをさせていただきました。
その時色々な意見を聴く事が出来たのですが、その中で少し気になった言葉がありました。

「とは言え、俺は昭和の人間だからしょうがないわ・・・。」
という言葉。
諦め?とも受け取れますが、私はその時「俺は昭和だから変わる気ないもんね。」みたいなメッセージに聞こえました。

ハラスメント、特にパワハラって難しいな、と感じます。
正直なんでもかんでもハラスメント呼ばわりする世の中の流れは私は好きではないし、それをさも権利かのように、言葉の盾にする部下サイドの風潮は如何なものかと思っています。
なんでもかんでもハラスメントって言うな~~っっ!!

でもね。
とはいえ、上司側も部下への関わり方を変える必要がある。これも事実です。
働く事への価値観が大きく変わっている今、トップダウン型のマネジメントは残念ながらあまり成果にはつながりません。
上司が決断する。判断する。ということは変わりませんが、そこへのプロセスの中で部下の話を聴き、部下の力をどんどん伸ばし取り入れていく、ということが良い仕事のためには必要になってきています。
また、今の若い人が我慢強くなくなったわけではなく、昔みたいに(私の新人時代くらい)、我慢さえしていればいいことある、ということが全くなくなった。
私が若い時は「我慢も仕事のうち」と良く言われましたし、我慢さえしていれば7年後くらいに主任になり、15年後くらいに係長になり、みたいなロールモデルが目の前にいたので、自分もそうなるのかな、と思っていましたが、今はそうではありません。
そして繰り返しになりますが、今は部下の力を最大限活かして(借りて)良い仕事をチームで作る必要があります。
つまり、指示命令型のマネジメントではなく、参画型のマネジメントを実践し、部下とより深く関わり関係性を構築することが求められています。

何が言いたいかと言うと、ハラスメントをなくすために関わり方を変えるのではなく、良い仕事を作り続けるために、部下との関わり方を変えていかないといけないよ、という事なんです。
どんな時代を過ごしてきたのかは関係ないのです。だって、それが管理職の役割だから、です。
そして相手と関わるうえで大事なことは、相手に合わせて関わり方を変える、という事です。
ご機嫌取りをするわけではなく、相手の業務知識やスキル、理解度に合わせて伝え方は変えないといけない。
また、相手のコミュニケーションのスタイルに合わせてこちらも関わり方や伝え方を変えないといけない。
だって、そうしないと、伝えているけど、「伝わっていない」になってしまうから、です。

ハラスメントは勿論ダメです。
でも、ハラスメントと言われないために関わり方を変えるのではなく、チームで良い仕事をし、成果を出し続けるために、関わり方を変えるのです。
その方が気も楽じゃないですか??

★★★志宣言!★★★
「働く人の”こう生きたい”を応援する」当社の事業理念です。
働く人1人1人がワークもライフも納得感の高い人生を送ること。
そんなキラキラした大人を増やすことで、子供たちの未来を明るく照らすこと。そんな世界を創りたい。
そのためには、人と組織の可能性を最大化する応援団であること。これが私の「志」です。

このメルマガは以前森川と何らかの形で名刺交換をさせていただいた方に送信しています。ご無沙汰の方もおられると思いますが、是非この機会に再度ご縁を繋げられたらと思っております。
★メルマガの登録はこちら⇒
https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=clearkyoto&task=regist

************************************************
■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
************************************************