【読了】『amazonのすごい人事戦略』
2023.07.17
人事戦略、というよりもマネジメントや組織風土を創るための本。
マネジメント層の方にはお勧めです。
Amazonってものすごい会社なんですけど、何がすごいって、ここに書いてあることは非常に実直な事ばかり。
原理原則を大事にしているし奇策は1つもありません。
つまり、謙虚に誠実に真摯に顧客や社会、メンバー、仕事に向き合おう。
そのための仕掛けや進め方が紹介されています。
Amazonには「OLP」という行動規範があって、これが絶対。
つまり、これらの行動をいつもちゃんとできていれば良い仕事に繋がり、良い結果につながるし、良いチームになれる、という話。
もちろんこのOLPが採用の基準でもあり人事評価の基準にもなっています。
当たり前なのですが、この一貫性がない会社、山ほどあります。
そしてそのためのコミュニケーションを大事にしている。人を大事にしている、ともいえる。
それが1ON1のシステム。週1回やっている。
コミュニケーション大事だよね、といいつつ、全然やれてない会社おおいですよね。
でも、部下が活躍し、部下を育てる事以上に大事な仕事はありません。
そこに優先的に時間を使うのが当たり前、というのは私の感覚でもあり、本書でも言われています。
そして、数字を追いつつけて結果にコミットする。
常にアマゾンは定性と定量の二軸で結果を測っている。
外資の会社なのでドライな印象を勝手に持つ方もいると思いますが、中身は非常に人間臭くて濃厚な関係を創っている。そんな会社です。
繰り返しになりますが、人事戦略と書かれていますが、管理職の方は是非!
当たり前の事を、分かりやすい方法論をまじえながら書いているので分かりやすいです。