Know-How ノウハウ

リーダーは強くなくて良い?_226

2022.07.08

『課長と組織を変える研修コーチ』
clear kyotoの森川です。

昨日北京オリンピックが閉幕しました。
正直がっつり見ていたわけではありませんが、流石トップアスリート。どこからみても感動的でした!

今回銀メダルと躍進した女子カーリング。ロコ・ソラーレ。
全競技が終わった後のインタビューを見ていたのですが、なるほどなと感心したことがありました。

それは、
・強くあろうとしない
・弱さの情報共有
という言葉でした。

どんな状況でも笑顔で声を掛け合っている選手を見て気持ちよさを感じた人は多かったと思います。
多少のミスがあっても「ないす~」と声を掛け合う。
別に傷をなめ合っているわけではないんですよね。

なんやかんやで毎回全力プレーをしていることを知っている。
だからこその「承認」なんだと思います。
でも、いつもオールOKにしているわけでもないんですよね。

戦術を話し合っている時は率直に思ったことをぶつけ合っています。つまり、異論が生まれている。
それらを出し合いながら「次どうする」を決めている。
勿論自分の案が通らないこともあるでしょう。でも、話し合って決めているからそれで良いと思っている。
もっと言えば違う事を言っている相手に対して同調もしないけど否定もしない。
「こう思う」「こう考える」と言い合っている。
だから建設的な空気が流れています。

それでもミスをしてしまったり、プレッシャーを感じている時。
それも率直に共有しているんですよね。それが弱さの情報交換。
その弱さも享受したうえで、支え合っているんだなと見ていて感じました。
だからこそ、「チーム」だったのだと思います。

これ、私たちの仕事でも同じことが言えるんです。
管理職って強くある必要ないと思っています。(まあ、「強さ」の定義にもよりますが)
なんていうか、自分が分からない事やできない事、苦手な事があるのならそれは開示していいと思うです。
そしてメンバーに頼ったらいい。
だって、管理職はスーパーマンじゃないし、今の世の中全ての答えを持っていることなんてまずありえません。
部下の方が長けている部分が合って当たり前ですよね?

だから素直に聞いて頼ったらいいと思います。

「この辺の事、あまり分かっていないから教えてもらえない?」

でいいんです。
特に新しく管理職になった時や部署異動が合った時。
メンバーの方がモノを知っているケースは多いはず。
でも、メンバーが何をしているのか知らないとこれは話にならない。
だから聞くしかないんです。そもそも。

全てにおいて管理職が秀でる必要なんてありません。
仲間の力を謙虚に借りながら、チームとしての成果を出すことが役割だと思います。

私は管理職の時、年上の部下が結構いたんです。
正直強がりな私は頼るのが苦手。というか、頼りたくない、と思っていました。
でも、ある時意を決して頼ることに決めたんですよね。
「僕この辺理解できていないので教えてもらえませんか?そして、この件お任せしても良いですか?」みたいに。
その時のメンバーは喜んで手を貸してくれました。
勿論上司として、その仕事がどうなっているのかなどを知りに行く事はマストです。
でも、私のチームの守備範囲がかなり拡がったこともあり、正直私一人の手に負えるモノではなくなっていました。

聞いてみたら教えてくれる。
知ろうとすれば応えてくれる。

そんなもんなんだと思います。

でも、後からメンバーに、「森川さんは自分たちがやっていることを分かろうとしてくれるから安心できます」と言われたんですよね。
「理解してから理解される」
この原則はやはり普遍です。

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■clear kyoto合同会社 代表 森川 宗貴(もりかわ むねたか)
■ACC(国際コーチング連盟認定コーチ)
■キャリアコンサルタント(国家資格)
■(一社)日本スケジューリング協会 専務理事
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