【読了】『マネージャーによる職場づくり』
2022.02.01
読み始めは出足重かったけど、途中から一気読み。
これは管理職の方は絶対に身に着けないといけないスキル満載です。
著者の中村さんの本は過去にも数冊拝読しています。組織開発の本で。
勿論今回もその視点ではあるが、よりマネージャーに求められる「関わり方スキル」にフォーカスが当たっている。
もっと言えばHOWTOに近いくらい。
というのも近年のテレワークや働き方改革などの影響で、マネージャーと部下との関係性って随分変わってきた。
というか、関わり方を変えていかないと部下の成果を支援できなくなってきている。
それに対応できていなくて、マネージャーも部下も破綻する。そんな光景が増えてきました。
本書全体を通してしないといけないことは大きく3つ。(かなりざっくりです)
1.対話の量と質を上げる事
2.出来ていることに目を向けつつゴールに向かわせること。(⇒いいこいいこしましょう、とは違う)
3.マネージャー自身が自分を磨く事。
読んでいて感じることは、完全にコーチングなんです。
でも、勘違いしてほしくないのは、コーチング研修1日受けたり、2週間くらいで学べます。みたいなコーチングでは絶対にない。
コーチって自分自身が学び続け、相手の鏡になり、相手以上の熱量で相手の目標達成を支援する。
本書に書かれていることも結構コーチの生き様に近いな、と感じました。
(勿論不詳コーチのモリカワもまだまだです)
ということは、マネージャー自身も学び続ける必要があるし、でもそれは結果自分を癒すことにもなるだろうなと感じました。セルフコーチングできるようにもなるし。
管理職研修やっているといまだに「言う事聞かす」とか「使いやすい」「動かす」みたいな言葉を普通に発する管理職は少なくありません。
マネージャーって別に偉いわけではなくて、組織から与えられた役割でしかない。
その謙虚さなくしてチーム一丸にはまあ、ならないでしょうね。
マネージャー自身が一番誠実で謙虚で真摯でないといけない。
だから学び続けなんだと思います。その姿勢が威厳につながると感じました。