【読了】『アンガーマネジメント』
2021.07.10
近々研修で扱うので学び直し。オーソドックスな本を選択しました。
怒りの感情は自然に起こるものだから仕方がないけど、でも、怒って後悔するならうまいことしようよ、という趣旨です。
私も研修登壇するなかで管理職の方から「怒ることも必要でしょ。舐められるし」という言葉はいまだに耳にします。
勿論怒ることは必要です。部下が間違った言動をしていたら、それに気付かせないといけない。そして考えさせないといけない。から怒る事は必要です。
ただし、「適切に」怒る。つまり、相手の成長につながる伝え方をしないと意味がない。
いらだった気持ちをぶつけることが目的ではなく、部下の言動を正すことが目的。
そして正しい言動が習慣化することが一番の目的です。
という前提を持っているのであれば、怒るべき。
また、「なめられる」から怒るのは大きな間違いです。
もし怒りまくって部下が何も言わなくなったら「なめられていない」と思うかもしれません。
でも、それは単に尊敬されなくなっているだけでしかない。
威厳を保つために怒る、という方もおられました。
威厳はそもそも「尊敬」です。
怒りまくる人が尊敬される訳、ないですよね。
何が言いたいかというと、怒りという感情は正しく扱わないとマイナスにしかならない。
でも、勿論正しく扱えばプラスになる。
だから、アンガーマネジメント。
そのためのテクニックや考え方がどっさりのっています。
これらの中で取り入れやすいものから実践すると良いでしょう。
若者にも管理職にもお勧めです。